You're my only star.

世界で一番王子様

斯波純一と向き合って

大正時代を生きたい─────

劇場版 はいからさんが通る前後編を観てから一層その気持ちが強くなった。しかしこれは乙ゲー世界においての話なので大正時代のゲームがしたい、の意訳である。
紅緒と少佐の運命力は強かった。本当に。感無量になったほど。なので、はいからさんが通るの話もしたいけど、少佐のトーンがジェネリック一ノ瀬トキヤで特攻されまくっていたに集約されてしまうような気がするのでここまでにしておきます。
一ノ瀬トキヤと宮野真守はそれぞれを“個”として追いかけているため混合話は苦手、と言いつつもシンクロ率が高すぎた。不可抗力だったと言い訳させてください。

さて本題。いま家にある未プレイの大正時代ゲーがPC版蝶毒とめいこい。めいこいはアニメ視聴済み。蝶毒は去年Vita版をプレイし、斯波純一の後悔エンドを数日引きずり、真島芳樹から宮瀬豪(スタマイ)を感じ取って情報提供を求めてた思い出がある。



現在進行形でも募集してるので、これまで知り合った男で心当たりがいれば教えてください。余談ですが身長179cmの男の情報は永遠に募集しています!

めいこいアニメはラストの展開が現代帰還エンドだったことに驚き、森鴎外を幸せにする使命を背負っている。しかし今回は蝶毒の大正時代を生きようと思います!何よりも斯波純一と向き合いたい─────その気持ちが強い。そうしてツインコンプまであと3人なのを待たずに蝶毒をインスコした。

どこがこうって上手く言えないんだけど、蝶毒ってはじまってすぐ「このゲームおもろ!」って“解る”文章じゃないですか。全然中だるみしないから時間も忘れて読めちゃうし、ボリューム自体そう多くはないのに内容がしっかりしているから満足度が高い。人を惹きつける文章だなあって思います。


蝶の毒、華の鎖

物語は主人公 野宮百合子の誕生日夜会からはじまる。豪勢な夜会をひらいているものの野宮家は実のところ借財まみれ。この夜会は借財も返済できるような百合子の婿候補を探すためのものでした。そんな夜会で百合子の父親が何者かに殺害される─────この事件は野宮家を取り巻く不幸の始まりに過ぎませんでした。

斯波純一

蝶毒における「お嬢さん」呼び枠かつ赤い薔薇の花束をプレゼントしてくる貿易商社『大道洋行』の社長!呼び方・金持ち・薔薇の三拍子が揃ってる!アリスシリーズのブラッド=デュプレやスタマイの桧山貴臣に続く、わたしの好きしか詰まっていない男なわけですよ。華アワセでいうなら桜花組の唐紅。
Vita版でバックボーンを知っているからこそ、突き刺さるものが多かった。そしてPC版は百合子の体臭(百合の香り)がちゃんと活かされてたのでプレイして大変よかったと満足度が高い。


さて、攻略キャラの中で百合子と唯一はじめましてなのが斯波純一という男。実ははじめましてじゃないくせに!!!好きな人の前ではかっこよくスマートでいたい、良くも悪くもプライドの高い男です。夜会に斯波さんは百合子の母親のの友人である鏡子のツテを使って参加します。出会って突然抱きしめられるという大正時代には破廉恥極まりない行為かつ言葉選びも乱暴なため第一印象は最悪。いやほんと華アワセの唐紅と同じスタートじゃん…

……俺が、助けてやるよ。俺が金を出してやる、と言ってるんだ。

約1年ぶりに浴びたこのセリフ。ハートの国でブラッド=デュプレが言ってくれた「人生の墓場に足を突っ込んでやると言ってるんだ!」並の告白に聞こえる。いや実際そうじゃん???百合子を自分の手で幸せにする─────そのためだけにここまで生きてきた斯波さんなので……一世一代の大告白だったな……
でも斯波との出会いは記憶の彼方な百合子なので、印象はいやしい成金と悪いまま。更に、女を金で買いたいなどと言って来て、強引に口づけまでしてくるような、野卑な男。自分は、あの男の自尊心を満たすためだけの存在でしかない。勘違いしてはいけない、と好意をぶつけられて嬉しいと思うこともあるけれど、なぜそんな自分に執着するのか分からず結局は子爵の地位が欲しいだけなのではという結論を出してしまう。出会いを素直に言っちゃえばいいのに…………(n時間ぶりn回目)

女慣れしてる斯波さんのアプローチ方法はお金にモノを言わせることが多すぎるのも問題だとは思うんだけど、百合子も百合子でプライドがあるのでお互い意地になって素直になれないんだなと思いました。
でも斯波さんにとって今の盾はお金で、最終目標は百合子を取り巻いてる不幸から救い自分の手で幸せにしたい。だから借財を片付ける名目も兼ねて結婚という流れはwin-winだと思っている。なにより昔、斯波が百合子に救われて真っ当な道を歩めた。些細なきっかけが大切な思い出となっている。けれど百合子を好きになった過去のことは言えないし、プライドがあるので今の自分を好きになってもらおうと必死。百合子の顔を見るだけでいつだって元気になれる斯波さんなのにね…仕事は忙しいのに、百合子のためならどこへでも飛んで行く斯波さん…健気すぎて泣けてきちゃう………


ある日、百合子に似合う真珠の首飾りをプレゼントしようとした斯波さん。こんな高価なものもらえない!と押し問答をしているうちに首飾りが千切れてしまった時は本当にわたしの心も千切れるかと思った。

斯波の腕は熱すぎる。嵐に巻き込まれてしまうように、息ができなくなる。高価なものを受け取って懐柔される女にだけはなりたくなかった。そんな女だと─────斯波に、思われたくなかった。

互いの意地っ張りが起こしてしまった案件な気がするけど、このことがあったから百合子は改めて斯波さんのことを考えるようになったから、今じゃいい思い出みたいですね(幻想夜話参照)


真珠の首飾りを千切ってしまったことを日々気にする百合子。そんな時、斯波家で催される百物語に、斯波ではなく名代が誘いにきます。忙しくても自分の足を運ぶ斯波がなぜ名代を寄越したのか気にする百合子。催しへ出向き斯波を見つけたと思ったら鏡子との自称挨拶な口吸いをみてひとり怒って踵を返しすなど、斯波さんのこと好きじゃん???という行動が多くみられるようになります。でもこの後、痺れを切らした斯波さんが百合子に手を出しちゃうのでまた二人の間は縺れるという…

しばらくして叔母から百合子に見合い話が。ヤケクソになってる百合子なので見合いを受けることになります。しかし見合い当日、場所は斯波ご用達とも言える帝國ホテルだからか斯波と出会ってしまうんですよね…運命かな???頭に血が上っているものの飄々とした様子で見合いの場に乱入する斯波。叔母や見合い相手がいる前で百合子との赤裸々な関係を喋りだすもんだから焦っちゃうよね。求婚されておいて見合いを受けてるとは…この見合いをぶち壊してやろうか、と思ったけど耐えた斯波さんはえらい!

最終章『優しい男』

今日も今日とて野宮家へ足を運ぶ斯波純一。しかしその日の斯波は疲労が溜まっていたのか、玄関先でふらついてしまいます。心配した百合子と藤田は暫く野宮家で休むように促し別室で休ませようとするも「……俺は、あなたと離れたくない」と言う希望から百合子の部屋で休むことになった斯波は、百合子から尋ねられ、そこではじめて過去の話を打ち明けます。


斯波は八王子の遊郭生まれ。母親は遊女であり、父親は不明。4歳のときに妓楼が火事になったことで孤児になって乞食同然の生活が始まります。

生きていくために何でもやった。騙して、盗んで、傷つけた。それが当たり前の世界で生きてきた………死ぬまでこの泥の中で生きるんたと思っていた。だがあなたが俺に希望をくれた。

百合子との出会いは箱根。生きるために盗みを働き、大人から追いかけられていたところを避暑地の別荘に来ていた百合子が無意識に匿った形になります。

「上手くできないと殴られる。飯もくれない。きちんとやれば飯も食える。たまに着物もくれる。」大人からそんな扱いを受けている斯波に対して真っ白なハンカチをあげた百合子。

可哀想に思っただけの行動に救われた。下らない、糞みたいだと思っていたこの世界に、あなたみたいな綺麗なものがあるってことを、はじめて知ったんだ。

この思い出は俺だけのものだ。泥に塗れた俺の人生で、あなただけが一点の輝きだった。自分もそこに行きたい、そしてあなたと再会したい。それだけが俺の原動力だったんだ。

最初にも書いているけど百合子に救われてたんですよね。泥の中から這い上がって、真っ当な道を歩もうと思えたほどに、斯波さんにとっては大切な出来事だった。

俺が死に物狂いで働いて来たのは、いずれあなたを自分の手で幸福にしたかったからだ。この世でいちばん綺麗な人に、この世で最上級の生活を送らせたかった。

あなたを妻にすることは俺の中で最も重要なことだった。あなた以外に生涯の伴侶はいないと思っていたからだ。


斯波と百合子は大恋愛!!!!!!


なんかも〜〜〜これに尽きる。たくさん遠回りをしてきた二人だけど、ようやく過去の話と本音も話せて蟠りも解けた!心通じ合っちゃったから婚前でもそりゃあ関係結んじゃいますわ!!極め付けが百合子の独白。

─────この人の側にいるために、私は生かされたんだ。
この男と、共に生きていくために、
この男と、共に幸せになるために─────

もう泣くしかない。百合子の想いもだけど、初夜からのプロポーズを受けて幸せそうにしてる斯波さんをみてヲタクは夜泣きした。二人で一緒に幸せになってね…

散る桜、満ちる月

世界線としては『優しい男』の後日弾。斯波家の庭で、真島を除く攻略キャラと鏡子が集まって花見をします。久しぶりにみんなに会えて嬉しくなってお酒が進むし、童心に帰った遊びの罰ゲームで一気飲みさせられるわで最終的に泥酔してしまった百合子が斯波に青姦されるお話。いや自宅の敷地内で人払いされているとは言えども外でってどうなのよ…と考えながら、うたの☆プリンスさまっ♪SSで一ノ瀬トキヤちゃんに押し倒されたことを思い出た。デビュー前とは言え、プロ意識の高い一ノ瀬トキヤが下手したらスキャンダルに繋がる行為をしたのは衝撃的だったな……………

情事に耽っていたらいつの間にか日は落ち、夜桜が月夜に照らされ昼間とはまた違った景色に。桜の未来にもたれて酔いの余韻を楽しんでいるところに、斯波がぽつりと語りだします。

あなたと……いつか、こんな風に二人で桜を眺めることを夢見ていた。
毎年、桜の花開く季節が巡ってくる度に、いつか必ず、この清廉な白い花を……まるであなたのようなこの桜を、あなたと共にみるのだと決意を新たにしたものだ。

も〜〜〜〜!!!!相変わらず健気だし、百合子も言ってたけど見た目に反してロマンチスト!!!!!!!!
次の夢は百合子との子供含めた3人で桜を見ることらしいので、ぜひ叶えて頂きたい。二人の幸せをずっと祈っています。


BAD ENDへと続く世界線

この世界線では百合子が見合いをし、相手との結婚を決めたことがBADへの引き金となります。
結婚を決めたことを聞きつけた斯波さんが「俺はどうなる?!」って怒鳴り込んでくるけど、前述した斯波の過去を考えると本当にその通りなんだよなあ…でもこの世界線の百合子は知らない……上手くいかない二人だと頭を抱える。
怒っている斯波が「俺をないがしろにしたことを、後悔させてあげますよ。飯田にも…あんた方にもね」と捨て台詞を吐いて屋敷をでていったあと、様々な不幸が百合子を襲います。まず最初に結婚相手である飯田家の経営が破綻し、倒産寸前。それにより借財を返せないため結婚は取り消し。そして借財がいつの間にか一人の債権者の手に握られ、それが悪質な高利貸しの手に渡り雪だるま式に借金が増えていく日々。極め付けは兄の失踪、そして死。

真島芳樹が手を加えてるところが多いけど、そんなことは知らない百合子。全部斯波のせいだと思っていたとある日に斯波が訪ねてきて再び求婚してくるわけです。
追い詰めたのは斯波のくせになに言ってんだ状態。そして家の不幸がはじまったのは全て斯波が現れてから、すべての元凶。この男が何もかもを奪ったのだ。とまで思ってしまう百合子。斯波さんが唯一攻略キャラではじめましてだったことが裏目にでてるなと思った。はじめましてじゃないけど!!!!(くどい)

百合子から「殺してやる」とまで言われた斯波さんだけど、見てる限りでは一向に感情の変化がないことがひっかかった。例え嫌いでも興味がないよりはマシだからか…?それともこの状況で救えるのが自分しかいないから勝ったも同然みたいなかんじなの?ここら辺の自身の心境整理が出来てないままBADの分岐点へ。

最終章『座敷牢の恋人』&『鬼火』

百合子が自殺をはかる世界線。兄の瑞人と同じ入水自殺を考え飛び込むものの、斯波が見張をつけていたために助けられ一命を取り留めます。軽い肺炎を起こして数日寝込んでいるうちに遺体の工作をされ世間的に死んだことにされてる百合子。そして意識が戻ったとき、飛び込んだ際に頭を打ち付けたことで失明してしまったことに気づきます。
そんな状況かつ地下の座敷牢に閉じ込められてるとか鳥籠の中の鳥じゃん…ブラッド=デュプレ然り、わたしの好きになる男は一定数軟禁や監禁が好きみたい。

あなたは俺を拒絶し、憎み、挙げ句死のうとした…そして、今やあなたは俺のものだ……視力を失い、生きている証さえ失って……まるで、全てが俺を獣になれと促しているように思える……

目の見えない百合子の世話は全て斯波が。綺麗な着物を着せたり見様見真似で化粧を施したりとお人形遊びじゃん!胸に鈴付けた性癖は理解できなかったけど。そして日々情事に耽り、百合子に快楽を覚えさせます。
百合子としては殺したいほど憎いのに現状の快楽地獄から抜け出せずにいる。そして憎い男との間に授かった命に対して愛着が生まれている。歪んだ形で斯波への情を持ってしまったところで終わります。

後日弾の『鬼火』は斯波sideなので、妊娠のことを知らないから縄で縛ったまま放置プレイをしたりと身体に負荷をかけ過ぎでは?と百合子の心配をした。
死にたかったのに生きながらえてる現状、世間的には死人扱い、快楽地獄へと墜とされたことで百合子の心は壊れてしまったかと思っていた斯波。今日もまともな返事はないと思いつつ桜が見頃だと話をすると、百合子は珍しく反応を示します。そのことに嬉しさを感じ、「真夜中になったら、こっそり庭に出してやろう」と約束をするんですよね。この世界線でも桜を一緒に見るという夢が叶うのか、と思いながら。
そして真夜中。桜を前に母親の思い出話を話す百合子をみて(彼女は、戻ったのか。以前の彼女が、帰ってきたのか。)と嬉しくなる斯波。そんな斯波に対し、「もう、十分でしょう。私を……ここで、殺してはくれないかしら」「もう十分私を犯したでしょう。もうそろそろ、解放してはくれないかしら」と衝撃的な要求をします。
こんな形だけど、斯波は百合子を手に入れた。心が壊れてしまったようでも、この現状に満足していた。そんな時に「殺してくれ」など。生きる希望であった百合子にそんな言葉を言われるなんて、斯波にとっては残酷ですよね。
でも百合子にとってこの状況は生き地獄。お腹に新たな命が宿っていると知った上でも、殺して欲しいと。その事実に対し斯波は(恐らく俺の子を妊ったことが、耐え切れぬ事実だったから─────)と思うけど、百合子sideとしてはそこまで思ってはないと思いたい。わたしはただ斯波さんと幸せになりたいだけなのにな…と相変わらずのすれ違いっぷりに悲しくなった。
妊娠したことで、子供ごと囲って更に逃げられないようにできると歪みを増す斯波。この世界線における二人の行き着く先は、やはりBAD ENDなのかな…

最終章『後悔』

畜生道に堕ちてやると復讐を誓った世界線。これが去年、わたしが拗らせたエンディングです。希望を失った百合子は復讐する怒りを糧に生き延びる道を見出し、斯波の申し出を受けて結婚します。

自分の妻となった百合子に斯波は人が変わったように優しく接した

これ第三者目線??!?もし百合子sideだったのなら、こんな風に見えてるんだと悲しくなった。本当は優しい人なのに…プライドが高く意地を張っていたのが裏目にですぎてたし、不幸が重なりすぎた。ある意味、憑いてるのか?

復讐を誓った翌日、百合子は真島に相談し小瓶をもらいます。真島との会話で、これまでの不幸は斯波からもたらされたものみたく語っているけど、全ての元凶は真島なのに勘違いしてる百合子をどう思ってるのかな…と思考が飛んだ。
その小瓶の中には、長期的に摂取すると病を発症させる液体が入っています。百合子は毎晩お酒に混ぜて呑ませるんですよね。そして斯波は百合子が何かを混ぜていると知っていながら晩酌する……

そして半年後に斯波は末期の膵臓癌になっていました。膵臓癌は早期発見が難しいのもあって生存率が低いから蝶毒のライター……と頭抱えた。
今際の際で斯波は百合子に「幸せだった…ありがとう…」と何度も言い、息を引き取りました。
斯波への復讐が成功した百合子に残ったのは、ただの空白。喜びも悲しみも、消え失せていました。そんなある日、夫婦の部屋で斯波の日記を見つけます。そこで全てを知るんですよね……斯波の過去や百合子と会っていたときの心境を。
このエンディングは本当に後悔がすごい。たった半年の夫婦生活…わたしが斯波さんの幸せを断ち切ってしまった…死んでお詫びを……と何度みても泣いてしまう。後悔先に立たずってこのことなのかなって思います。


尾崎秀夫

陸軍所属の百合子の幼馴染み。昔から好意を抱いていたものの、親同士の関係が悪くなったことに比例して疎遠に。真面目で潔癖な性格のため瑞人のような女たらしを不潔と思っている節もあり。眼鏡かけて方が個人的には好きな顔です(眼鏡属性はcv遊佐系の色気あるキャラにしかハマらないのもあるかも)

最終章『うそつき』&『くるくる、くるくる』

「他に男がいようと構わんさ。あなたが俺の妻になってくれれば」
百合子を妻にできるなら、他に恋人がいても構わない。

なんとも言えない心境になるので、本当にそれでいいの?!???と、斯波さんに問いただしたくなるセリフですね!!(キレ気味)
両思いだけど秀雄とは結ばれることなく百合子は斯波と、秀雄は許婚の女性と結婚する。互いに家庭を持ってるので不倫関係の世界線です。
斯波さんは百合子が自分の妻である限り、秀雄は単なる間男であると一笑に付してるそう。ま〜〜た意地を張ってない?!??素直になりなよ…あなた所有欲も独占欲も強いじゃん…
それを表しているのが百合子が秀雄と帝國ホテルで逢瀬を交わした後は必ず執拗に抱くという一文。心は手に入れられなくても身体は─────という執着ですかね。既に子供がいるし。斯波さんはもうその事実で勝ち組なのかも。
百合子としても秀雄のことは好きだけれど、斯波と子供も大事と双方にいい顔をしてどっち付かずだし。
後日弾の『くるくる、くるくる』まで読んだら、この男(斯波)めちゃくちゃメンタル強いな!と思った。とりあえずラストの秀雄が百合子との不倫関係をみんなの前でバラした展開には肝が冷えた。考えるだけで後が怖い……


藤田均

野宮家に長年勤めるハーフの家令。百合子とはひと回り以上、歳が離れてるのかな?エンディングによってはM全開になるので、読めはするけど母乳やお尻叩くプレイなど個人的に刺さらない性癖話だったなあと…百合子のドSっぷりも見ててあまり好きでなかったのもあるかも(蔑ろにされてる藤田が可哀想だと思ったので)

最終章『永遠の下僕』&『うわさ』

こちらも斯波と結婚している世界線。百合子は斯波家に藤田を連れてきて愛人関係です。藤田の下僕っぷりと百合子の女王様っぷりがすごい。
しかし斯波純一では満足できない躰…そりゃあ日本人と西洋人じゃあさあ……でもさあ……はあ……(気落ち)と斯波さん寄りなので悲しい気持ちになることもありました。

後日弾の『うわさ』は藤田sideなので、百合子の気持ちが全くわからん!と暴れた。個人的に百合子から空気扱いな藤田がただひたすらに可哀想だった…斯波さんは鏡子とタッグを組んで藤田を鏡子のものへ転職させようとしてたし…
でも最後には藤田と百合子の間にあった蟠りは解決(?)したし、なんだかんだ元気に斯波さんが百合子を愛してるのならわたしはそれでいいやと結構投げやりな気持ちで終わった。

「……それでこそ、自分のものにしたときに、満足が得られるというものです」

感想とっ散らかしてたから、この斯波さんのセリフがどこにでてきたか思い出せん。位置としてはここだったので『うわさ』のところだったのかな?
とりあえず、思わず一ノ瀬トキヤ『Be the light!』の「手に入れたいものこそ 難しいほど 燃えるでしょう?ドキドキ funny fan!」を思い出したことを伝えたかっただけです。百合子への執着っぷりがすごい斯波純一が好きだよ!


今回改めてプレイし「蝶の毒、華の鎖」は不朽の名作だということを身を持って体感した。全人類にやって欲しいけどPC版は発禁ゲーで個人的に万人へは勧めにくい。ので、移植やって気になった上で購入大丈夫であればPC版をやってFDである幻想夜話まで駆け抜けて!と勧めていこうと思いました。
余談で、斯波さんから「結婚詐欺だ!」って言われるのは移植だけ!!!!

さて、斯波純一と向き合うつもりではじめたPC版蝶毒だったし長々と斯波純一の関わる世界線の話をしてきたけど、幻想夜話までやったら真島芳樹を拗らせた結果で終わりました。
久しぶりに血湧き肉躍った。本当に楽しかった……そんな真島芳樹についてはまた別でまとめたいと思います。

“金木犀の君”として生きて

2020年5月11日、桧山貴臣本編完結の予告が公式からツイートされた。前回更新分の内容が衝撃的だった故にトレンド入りしたが今回もトレンドに「桧山さん」のワードが入っていた。それくらい結末が注目を浴びているんだと認識できる。

桧山貴臣にまつわるストーリーの端々から感じるおとぎ話のお姫様に憧れる描写。わたし自身、憧れは未だにあるからか突き刺さる突き刺さる。そして桧山貴臣は王子様であって魔法使いでもあるから本当に好みを押さえられている(詳しくはイベスト読んだりキズナストのタイトルから感じてください)


因みにこの記事を書いている私。スタマイをやろうと思ったきっかけは2017年の今大路峻誕生日ログストをみせられ恋愛ができるとわかったからという生粋の夢女。最近はもう恋愛ができないゲームは結局フェードアウトしてしまうという傾向をつかめたから新規参入はやめている。日課のシャニライとスタマイで手一杯なところもあるけれど。
お金持ちで薔薇と紅茶が似合って「お嬢さん」呼びしてくる男に堕ちやすい傾向があるので桧山貴臣に狙いを定めリセマラしてはじめたのが2017年11月18日。貴臣さんの誕生日までにリセマラ終わって本当によかった。それから月日は流れスタマイ2年生になったけど変わらず無理ない範囲でマイペースに追ってます。


閑話休題。本編は2日後の13日18時に12,13話まとめて更新するらしい。嘘でしょ、早くないか?本編はだいたいステージ130〜140くらいなのでもう少し先だと思ってたら2日後。リアタイで本編追うのははじめてだったから普通のことだったっぽい。
前回更新分を読んでダメージを受けたのは3月21日だけどリアルタイム更新は3月11日なので2ヶ月前の出来事だったの?信じられん。
生きる糧であったトキヤちゃんとの逢瀬(プリライ7th)がなくなってしまったのでここぞとばかりに本編を読み進めた気がする。沈む時は底まで沈みたい派なので定期的にこういうことをやっちゃう。メンタル底の中まとめた心境は下記をご覧ください。


伏せったーにも書いたけど、いまの心境は桧山貴臣の金木犀の君でいられる自信がない。桧山貴臣と心から、誰からみても幸せになっている未来が見えていない。泉玲は桧山貴臣と幸せになれるだろうけれど、わたしは夢を見続けられず振り落とされるかもしれない。そういう恐怖がある。過去に一度、夢をみたのに好きな男と未来がみえなくなったことがある経験があるから尚更だ。


ここからはある意味トラウマになっている未来がみえなくなった話。別ゲームの話になるので読み飛ばしても支障はありません。
アウトオブ眼中だったはずが攻略したら付き合っている確信を持ったにも関わらず、最後には一緒に幸せになる未来がみえなくなった男─────オトメイトから発売されているAMNESIAのケントさんだ。
夢堕ちしたのも想定外だったのに夢みれなくなるっていうのも想定外すぎて数週間は引きずってた。同じ経験のある夢女子さんがいらっしゃったら是非わたしとお酒を酌み交わしましょう。そしてケントさんの彼女さんがもしこの記事をみていらっしゃり、ご不快でなければお話をさせて頂きたいとずっと思ってます。因みにAMNESIAの本命は、お察しの通りイッキさんです。

石田彰の声帯に弱いところがあるのでケントさんの本心と声帯の相乗効果から夢堕ちしてしまったのだと思ってる。だから何事も油断してはならないと感じた。確実にイッキさん堕ちだと思ってたのに思わぬところに堕ちちゃったなあ〜と思いながら進めてたら主人公ちゃんが記憶を取り戻しオリオンが追い出されたと同時にわたしも一緒に追い出された。

─────そう、主人公が“自我”を持ったのである。

AMNESIAは8月1日に妖精であるオリオンと意識がぶつかったことでオリオンが主人公の中に入ってしまい、それがきっかけで記憶が抜け落ち記憶喪失の状態から物語がはじまる。なので主人公の語りはオリオンが代弁していることが多く、主人公の“個”しての要素は弱い。これをわたしは『オリオンwithわたし』と読んでいる。プラス要素として主人公にはデフォ名もないのでプレイヤー自身で決めなければいけない。それをAMNESIAの売りとしてオトメイトは発売したのだと思うが、わたしには裏目に出過ぎた。
いつもは主人公と魂を重ねて物語を歩むスタンド型自己投影夢女であるにも関わらず自我を持った主人公には魂を重ねられない。増してケントさんが好きを募られてくれたわたしは確実にオリオンwithわたしだけど、結局は主人公のことが好きなんだなって思う描写が多すぎた。わたし以外わたしじゃないって某アーティストも歌ってるじゃん?そう言うことなんだと思う。
極め付けはFDの主人公の肩に頭を傾けているスチル。ケントさんのこんな表情はじめてみた…と衝撃が走ったあたりから、あんなに見えていた未来が見えなくなった。妻としての自覚まで持ったのにこんな結末────悲しかった。これが他のキャラでも同様かと思いきや、オリオンと一緒に追い出されたのはクローバーの世界のみだったからケントさん限定なんだろう。
なんだかんだ2年前の出来事でこの感情は消化済みだから、ケントさんは好きな人と末長く幸せになって欲しいと思います。


そんなことがありまして、スタマイはじめた当初から桧山貴臣の金木犀の君として歩んできたわたしが崩れそうになっている。とても怖い。他にも今大路峻夢寄りの峻玲に由井玲は必然。恋に気づいてあげたい京介など推しや推しカプはいるけれど、大本命は桧山貴臣なので地盤が崩れたらスタマイを続けていけるのかが不安。追いたいのに運営や自身の心境で追えなくなるのが一番つらいことだなって思っているので。


5月13日を迎えるのが怖いけれど、ハッピーエンド確約のスタマイくんなので金木犀の君として貴臣さんとの結末を歩もうと思います。

どうか、振り落とされませんように。




※5月13日追記

結論としては貴臣さんを好きなままでいられた。泉玲と一緒にべしょべしょに泣きました。ただ困ったことに「よかった」という簡単な感想すら自己の中にないということ。ありのままの事実を受け止めた、そんな感じ。いつもなら「桧山貴臣と幸せになった」など戯言をはけるのに本当に何も言うことがない、感無量とすら。この状況に自分自信も驚いてるのでside 桧山貴臣が配信される前に感想を言えるようになりたいものです。

残るRevelは配信中の神楽亜紀と未配信な大谷羽鳥!大谷羽鳥がRevelのトリなことにスタマイくんへの信頼度が増している。世間はまだ大谷羽鳥の魅力に気づいてない人が多いとレートを少し学んだ限りでも思っているので。

これからも貴臣さんのお嬢さん、そして金木犀の君として歩み続けたいと思います。

覚えていますか?princess

CRYSTAL TIME話がしたい!と思った2019年11月─────気づいたら新年を迎え年度末になってしまった、トキ春の運命話ができてしまう一ノ瀬トキヤちゃんのファンでありリアコであり彼女である夢女です。

 

ここ最近はずっと次のセトリイベがトキヤちゃんくる気満々で生活してる。なぜならシャニライくんは同室推しから定期的に集金するので、ホワイトデー後半UR音也だったし音也の誕生日も来月控えているから多分セシルちゃんイベの次はトキヤちゃんSSL来てしまうと思ってます。

得意楽器ボーカル(実はなんでも弾ける)な一ノ瀬トキヤちゃんがSSLでなにをしてくれるのか─────考えるだけでも楽しいし早く時のジュエルを‪シャンシャン‬したい。

スタリちゃんのSSLはセトリラスト曲がソロベストアルバムに収録された新曲のカップリング曲確定。なのでセシルちゃんとしのみやなつきくん、聖川真斗様を踏まえると、もしや今までの集大成曲に因んだお写真(報酬カード)なのでは?と思ったらリアコはどうしようと混乱しはじめた。

また覚悟を決めなければいけないのか…とりあえずディレクターはAi Mikaze有力だと思ってるけど、7周目なら黒崎蘭丸もあり。

 

コレイベとして来るのならSyHや香水コラボに続いてアイシャドウ(希望)とコラボして欲しいと一時期ずっと言ってた。そしたら、くるすしょうくんとネイルコラボしてしまい…いや、最高に彼氏顔だし白ニットが似合いすぎて今度のデートのときに着てきてもらおうと思ったし、なにより店はいってこんな顔面偏差値爆高い店員さんがいたらみんな恋に落ちてしまうのでは?!??

 

そしてこれ

 

 

常に高みを目指し、新しい表情を魅せてくれるアイドル一ノ瀬トキヤに一生ついていこうと事あるごとに誓ってる。

コレイベ他シリーズならWTで芸術と触れ合っても欲しい。スタリちゃんのコレイベ曲は2000%ソロ曲決定と認識してもいいよね。はやくCRYSTAL TIME‪シャンシャン‬したい…ひとまずセシルちゃんコレイベがちゃんと終わることを祈ってます。

 

前置きはここまでとして、突然ですがこの記事を読んでくださってる皆さま。

この記事は12月頃からあたためているので時系列の引き出しがおかしいですが、クリスマスにはサンタさんからプレゼントもらえましたでしょうか?わたしは劇場版うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEキングダムという素晴らしいプレゼントが手元に届いたり自らお迎えにいったりしました(セルフサンタなので)

 

積むのが得意なので先日ようやく自宅にて入国したのでまだ記憶を取り戻せていないんですが、ひとまずパシフィコ横浜にて行われた舞台挨拶で発せられた寺島拓篤氏のお言葉。

 

 

キングダムで過ごした夏は一旦終わりを告げ、時間もとれるようになった9月。マジLOVEシリーズを見返しはじめ、12月にようやくレジェンドスターまで見直すことができました。

当時はST☆RISHの出番が少なかったりしたことに悲しくなったこともあったけど、いま見返すと1000%はST☆RISHが結成に至るまでとトキヤちゃんが七海春歌によって救われるお話。2000%はST☆RISHそれぞれの成長と、セシルちゃんがシャニドルたちの仕事を見ながらアイドルとは何かを学び魅力に気づく。レボリューションズはQUARTET NIGHTに焦点を当てつつ、ST☆RISHの更なる成長。レジェンドスターはHE★VENSがヒール役となってST☆RISHだけでは開かなかった扉や問題を解決(?)し、互いに成長をする。通して見ると意外と作られていたんだなという感想を得られたし、キングダムに繋がるところが多々あって更に楽しめるなと思った。

なによりも、レジェンドスターで最後に音也が言った3グループ合同ライブは6thじゃなくて、2019年6月14日に建国したキングダムに繋がってたんだなと分かることができた。レジェンドスター放送時はファン間の空気がピリピリしていたけれど、改めて見返すと新しい発見ができるかもしれないので個人的にオススメします。

 

さて、前置きが長くなりましたが今回は2019年9月4日にリリースされ、オリコンウィークリー3位、年間アニメランキング9位に輝いた 一ノ瀬トキヤ ソロベストアルバム『Target is you!』にも収録されてる「CRYSTAL TIME」お話!

今年の下書き今年のうちに!と思ってたけどあっという間に年度末になったので、熱量を思い返しながら書いています。

 

CRYSTAL TIMEを聴いてまず、2000%('13)挿入歌と思い出し時間の流れに驚くじゃないですか。

しかもマジLOVE世界線だから二人は付き合っていないことを頭に入れた上で歌詞を聴くと、全てが七海春歌に向けたメッセージなことに改めて驚いてしまう。付き合ってないのに!(ここ重要)

そう、一ノ瀬トキヤが作曲で悩んでる七海春歌に捧げてる曲なんです‬。

 

‪ここからトキヤちゃん回を踏まえて話しましょう。作詞に少々苦戦し、遅くまでレッスンをする一ノ瀬トキヤちゃん。その姿を春ちゃんにみられて心配されるも「気にしないでください。これは私の課題ですから必ず納得のいく歌にしてみせます」と返し、完成させた課題がCRYSTAL TIMEの歌詞なんですよね。

新曲に行き詰まってる上に、うたプリアワードの敗者は解散という条件から「負けられない、絶対に」と無意識にプレッシャーを感じている春歌ちゃん。そんな姿をみて普段と違うことに気づく一ノ瀬トキヤちゃん。ありがたいことに推されノ瀬なので一番描写が多いことに感謝しかない。‬

 

新曲お披露目の日時が決まったあと「もし良かったら今夜、ここに来てもらえませんか。君にもらったあの曲を歌います」「君に聴いて欲しいんです」とお願いされ、渋谷のスクランブル交差点へ行く春歌ちゃん。HAYATO様と出会ったときの思い出に浸っているとモニターに映し出される王子様トキヤちゃん!

「今宵は君だけに聴いて欲しいのです、私の歌を」って映像だけど七海春歌に向けたセリフなの強すぎる。‬完全に私信じゃん……………………………

‪歌い出しの“君の背に眠る翼は風だけを待ってる”って励ましてる…そしてやっぱり“覚えていますか?princess”からHAYATOも踏まえて七海春歌との思い出を歌っていることに頭を抱える。マジLOVE世界線の‬出会いは1000%1話のラスト参照です。

極め付けは‪“捧げる時のDream”というフレーズ!!トキヤちゃん夢捧げてくれてる…付き合ってないのに‬…?!??(何度も言いますがここ重要)

ソロ曲で作詞された歌詞は七海春歌ちゃんと魂を重ねた私たちへのラブレターだと思っているけれど、告白ソングなCRYSTAL TIMEには毎度おどろいちゃいますね。そして匂わせが過ぎるのでわたしの中のファン(特にリアコ)は作曲家との結婚発覚後、死ぬんだと思ってます。リアコのためにも性別以外のお相手情報は伏せてくれ頼む、本当に。

 

お披露目が終わったあと、通行人にぶつかられ転んでしまう春歌ちゃん。その時「大丈夫ですか?」と手を差し出してきたのは浴衣を着て変装をした一ノ瀬トキヤちゃん!!!一ノ瀬トキヤちゃんの綺麗な長掌筋腱は必見なので、ぜひ差し出された手のシーンは一時停止してみることをオススメします。

スクランブル交差点は人目につくからと夜祭へ(理由と行き先が合致してない気がする)そしてトキヤちゃんが買ってくれたタコ焼きを食べるために人気のない神社に移動。春歌ちゃんは作曲に没頭すると生活能力が皆無になってしまうので「君みたいな人には側についている人間が必要ですね」って言っちゃう一ノ瀬トキヤちゃん!ぷろっ、プロポーズ………‬???結婚しよっか………

なんかもう実質デートだしひょっとこトキヤちゃん可愛すぎて満足度が高すぎる。浴衣にガムテープ貼られてるとか当時言われてたけど、柄なんか気にならないくらいスタッフ陣に感謝してます。

屋台を堪能した後は人気のない河原へ。そこで新曲CRYSTAL TIMEの話となり「君が引き出したのですよ、私の可能性を」って。ASのセリフにもあるようにトキヤちゃん自身が知らない一面を見つけるのは、いつも七海春歌ちゃんなんだなあと思うと運命力が高すぎる‬。

 

「仕事だったとはいえ、HAYATOは私の中から生まれたものです。彼も、私の一部だと受け止めることがこの曲に必要だと思ったのです」と─────もうこれは‬“過去には無駄など(nothing)全ては必要(all right)”に集約されてると思ってます。

世界線と時系列が交差するけど、自分とは正反対の性格をしている“HAYATO”というキャラクター。そのHAYATOをひどい時には24時間演じ続けなければならなかった状況を「いつ(この企画が)終わるかも分からない地獄の中、精神が擦り切れて死にたくなった」とまで16歳のトキヤちゃんは思っていたんです。

けれどシャイニーに声をかけられて早乙女学園に入学し“一ノ瀬トキヤ”というありのままの自分としてデビューできた。このことはHAYATOとして潰れてしまう可能性から救ってもらえたと思う。そして、一ノ瀬トキヤとしてデビューできたからこそBe the light!の歌詞やキラキラしたTHE アイドルと感じる曲調を歌えるほどHAYATOのことも大切に思えるようになったんだろうなあとBe the light!を聴くたびに思う。HAYATO時代も知っている、わたしの中のファンがいちばん好きな曲です。

 

閑話休題「君の曲を歌うためなら、私はどんな努力でもしてみせますよ」‬ってトキヤちゃん〜〜〜〜!!!!!(大の字)

影の努力家である一ノ瀬トキヤがここまで言うなんて、そりゃ“迷子のココロ泣かないで”って七海春歌ちゃんソロ曲のタイトル入れるわ。毎度ここで暴れてしまう。

 

春歌ちゃんの「勝てる曲を作らなきゃ」という発言に対し「君がそんなことを言うなんて、どうして‬」と驚くトキヤちゃん。普段とは違う春ちゃん「好きなんです。君の作る曲が…ありのままの君の音楽が、好きなんです‬」って……1000%で春歌ちゃんにトキヤちゃんが言われた言葉じゃん…こんなの返歌じゃん…恋の歌じゃん……‬とトキ春の運命力の強さに恐れ慄く。

 

「‪今の私があるのは君のおかげです‬」

「あの言葉を胸に、私は誓ったのです。この歌声で人を幸せにすると‬」

‪「もう、一人で抱え込まないでください‬」

‪「私に、君の辛さを、分けて欲しいんです‬」

 

いや、告白が過ぎないか???????なんで付き合わない??????????

 

1000%で春歌に救われたトキヤが2000%で逆に救うという。支え合ってる素敵な関係性だと思います。はやく付き合わん?

宮野真守さんも雑誌のメッセージで『1期では、春歌のおかげで(トキヤが)前に進むことができた。2期では、春歌のために思いを届けた。トキヤの原動力は、いつも「春歌」』だと言ってる…感謝しかないですね……。

 

本当にトキ春の運命力の高さには慄くので、時間があれば1000%における高さも記録として残しておきたい…が、その前にあの日トキヤちゃんに歌が降らなかった世界線であるAW企画も自分の中で考えたいとやりたいことたくさんだし、うたプリくんのことを考える仕事にでも就きたい。

 

うたプリとシャニライが100年続きますように─────

 

 

身長179cmの男たち

このアカウントは2次元(主に女性向け)における身長179cmの男性キャラクターの情報を永遠に集めています。
下記に名前がなく、情報をお持ちの方はお教えいただけますと幸いです。


※随時更新 '22.04.26

・一ノ瀬トキヤ(うたの☆プリンスさまっ♪
・桧山貴臣(スタンドマイヒーローズ)
・九条壮馬(スタンドマイヒーローズ)
・早乙女郁人(スタンドマイヒーローズ)
・朔間零(あんさんぶるスターズ!
・日々樹渉(あんさんぶるスターズ!
・天祥院英智あんさんぶるスターズ!
・碓氷愁生(裏切りは僕の名前を知っている
・結崎芹(DYNAMIC CHORD
・香椎亜貴(DYNAMIC CHORD
・姫崎藤吾(Blackish House)
・春日昴(ブラザーズ)
・御代谷咲月(REALIVE)
・朝比奈雅臣(BROTHERS CONFLICT
・獅子尾五月(ひるなかの流星
伊弉冉一二三(ヒプノシスマイク)
・シン(AMNESIA
・久遠皓(ステップライド)
・東月錫也(Starry☆Sky)
・一ノ瀬蓮(ストロボ・エッジ
・夏目残夏(妖狐×僕SS
・東金千秋(金色のコルダ3
夜神月DEATH NOTE
・L(DEATH NOTE
・野目龍広(B-PROJECT
・宝生紫陽(花宵ロマネスク 愛と哀しみ─それは君のためのアリア)
・千代松万太郎(プリンス・オブ・ストライド
・鴨田慶(プリンス・オブ・ストライド
・源九郎義経遙かなる時空の中で3)
・橘孝太郎(橘くん抱いてください!)
・溝口悟(キスでふさいでバレないで)
・芹澤朋也(すずめの戸締まり)

華アワセいろは編で百歳を拗らせた話

どうも、いつの間にか乙ゲーマー10年越え選手となってしまった夢女です。

一昨年はDYNAMIC CHORD Liar-sの結崎芹、去年はAMNESIAのケントさん、年明けのDYNAMIC CHORD [reve parfait]百瀬つむぎ。春には蝶の毒 華の鎖 斯波さん後悔エンド。そして今秋は華アワセの百歳など、ここ数年拗らせてしまう回数が多すぎて気持ちの整理と消化させる意味も込めて254605年ぶりにブログなぞ書いてみました。

しかし書き出すも筆がのらないし、つくづく言いたいことだけ書くのは好きだけど流れを考えた上で文章を書くことに向いてないと自覚。でもこの気持ちを少しでも供養させるため感想ブログを書き上げた所存です。

本題に入る前に、華アワセいろは編発売おめでとうございます。

B's-LOG10周年記念作品として発表され、3部作が延期に延期を重ね、大本命の唐紅とのツキをようやく歩めたのは2015年のこと。攻略制限がかかってたうつつといろはが濃くて、正直なところ唐紅のインパクトは薄くなってしまったと思っているけど、それでもくれなゐ様の女なので貴方がいちばんです。

 

2016年7月23日のB's-LOG FAN MEETINGでニノのビジュアルが発表されたときはついに動くんだってわくわくした。その前にファンミに参加した水妹さんたち覚えていますか?華アワセのキャストはいろは役の寺島さんと姫空木役の立花さんだけの登壇だったけれど、ペンライトが各組の色になってたのは水妹がこんなにいるんだって感じられて、すごく見てて嬉しかったな。

それからたまにTwitterでいろは編の進捗状況がツイートされ公式の息吹を感じ、ついに発売日も決まって店舗特典もでて、まさかの4作品はいった全書の発売も決まって、スイパラともコラボしちゃって?!??

いろは編を楽しみにし過ぎて夢に3度は見たし、シフト制なので華アワセ休暇という名の連休を取り、学生ぶりにゲーム廃人をして最後まで駆け抜けました。

 

因みにCG埋めて1周しかできてないのでBADやらの内容は全く知りません。この記事は2週間かけて書いてるのでプレイ内容の記憶もおぼろげで話の流れが前後してたりするのはご容赦ください。そして何よりプレイしている前提の甘えた文章になっております。

 

 

感想に入る前の前置き
  • 蛟編から百歳(現世)が好き
  • 根っからの自己投影型夢女
  • なのでみことちゃんと夢女(わたし)が混在したり個々で存在しだす文があったりするかもしれませんが目を瞑ってください

 

いろは編を1周終えて、この物語は本当に「全ては、今、この時のために─────」なんだなって思った。いろみこが万よりは近く千程も遠い奇跡を要する望月の再会を果たし、幾千万の奇跡を生むために五光をはじめとする周囲の人々が動いて、真相も明かされていくお話。

流れとして選択肢は序盤の2回だけで、あとはただひたすらランキングあげて闘いながら奇跡を起こすために動いていくってかんじで。個人差はあるだろうけど1周に16時間ほど要し、ほぼ1人攻略ならこんなもんかな?って体感。

いろは編の発売日が決まったら3部作やり直すと言っていたものの時間を作れなくて結局復習できずに手をつけたので過去内容の記憶想起が少し大変だった。あと読解力も乏しいので主語がいま誰か、どこのツキの同一人物を指しているのか終盤は整理しながら読む始末。でも単純脳だからか、真相はとても作り込まれてて、やっぱり月花さんはすごいなっていう小並感漂いすぎる感想。

何よりいろはが人としての感情を。好きを取り戻していろみこが幸せになる。そんな奇跡を見届けられて本当によかったです。

 

さて。ここから現在進行中で拗らせている、思い出すたびに泣いてしまうお話にはいりたいと思います。

B's-LOGで常世の帝が男性の百歳だと発表されてから常世の百歳も攻略できたりするのかなって密かに楽しみにしていた人は多いはず。もちろんそのうちのひとりです。蛟編から百歳のことが好きで、基本は惚れた男のグッズしか集めないんだけど、珍しくグッズを集めるくらいに好き。

 

そんな子が

常世では男性に?!??攻略できちゃうの?!??

って。

 

百歳(常世)が唐紅を越えるのではって思うくらい脳内を占めてた時期もありました。

でもいろは編は蛟・姫空木・唐紅/うつつたちのツキを経ることで“運命の籠”が壊されようやく巡らせることのできるいろはとみことちゃんのための奇跡のツキ。例え百歳ルートがあったとしても今までの傾向から必ずBAD ENDなんだろうと思ってた。だってツキはいろはとみことちゃんのもの、そのことは十分に分かってた。つもりだった。

 

最初に心苦しくなったのは百歳(常世)が「僕は何にも縛られない。ツキは運。自分のツキは自分で決める。」という台詞。みことちゃんとのツキを望んだとしても正しいツキはいろはなんだってことが頭に過ぎりしんどい。

なによりも、百歳がみことちゃんと会って「僕はひと目会った瞬間から、彼女に夢中なんだよ。理屈じゃない。これは本能だ。アダムとイヴが出会ってすぐに惹かれたようにね。」と感じているところ。みことちゃんに運命を感じまくってる。運命に弱いオタクは序盤から百歳(常世)にツボを押さえられた。

 

みんなあの子に恋する運命決まってる。逃げられない。遠い昔に決まった約束。愛する月はひとつなのに、王子は五人。だから狂う。

過去作のこの一文から察せれるのは、みんなの運命はみことちゃんであり、みことちゃんのツキは五光としか繋がってないってこと。“みんな”が五光のみかは明言されていないけれど、百歳の惹かれ具合から五光以外にも適応されていると思っています。なのでどう足掻いても百歳と幸せになるツキは存在しないということなのでは?と思ったら悲しくなった。

 

「九十九祈り、恋うる百歳に───。歴代の帝が途方もない時を重ねて焦がれた存在。ただの伝承だと思っていた。でも、ようやくわかったよ。」

このセリフ。やっぱり百歳の運命はみことちゃんだと信じて止まない。

理由に入る前に、ここで五斗の正体を本文を踏まえた個人的解釈にておさらいしておきたいと思います。

まず百歳の父親は天城で、上皇・御浄陛下の弟。後に天城は五斗と名乗り、百歳に対し謀反を企てた。天城が死んだ今、五斗は九十九。そして九十九は天城の息子(百歳とは兄弟なのか?常世と現世でパラドックス起きてそうだけど、ここら辺の理解が不十分なのでご容赦ください)

 

上記をふんわり踏まえた上で感じたのは、九十九は泉姫との再会を願って代々の帝に魂を乗り移らせるくらいに泉姫をずっと求めていたんだから百歳にも九十九の想いは組み込まれてるのかなって。

過去作でも「“九十九祈り、恋うる百歳に”この言葉は、別れの言葉ではございません。これは愛の言霊でございます。たとえ、その身を失っても…魂は幾度も巡り、いつかたどり着く。恋するあなたへと…」って言ってるしね。輪廻転生しても再び巡り合う運命に弱いオタクだから公式から明言されてしまい苦しい。

はい、なので何度も言いますが百歳の運命はみことちゃんです!!

 

その後の百歳がみことちゃんに運命を感じすぎているセリフたちをどうぞご覧ください。

君がこの世にいて、良かった。僕と君との出会いは決まってたんだ。混沌の世を救うため月より来たる泉姫。このツキには大きな意味がある。君と僕にとっても。

たとえ(泉姫候補が)もうひとりいたとしても、僕にとっての泉姫候補は君だと思っている。

僕がずっと探していた姫は君だ。その証拠に…ほら。聞こえる?君と話しているだけでこんなに早鐘を打って。こんなことは生まれて初めてだ。ずっと君に会いたかった。そう全身が叫んでいる。

百歳(常世)がここまで言ってくれているのに正しいツキはいろはだと何度でも言います。重要なので覚えておいてください。あとでテストに出します。

そして百歳とのクライマックス感が半端ないけれど、まだ百歳からアプローチかけられている途中なので話はまだまだ続くよ!

 

この後みことちゃんといろはとニノとひなたの4人は鬼によって五斗街の地下鉄に閉じ込められてしまうも、ニノとひなたの祈りによって2人だけ外の世界に戻ることに。でもニノとひなたは変わらず閉じ込められているままなので、2人を助けるためにみことちゃんは百歳に会いに行き、助けの協力を得るかわり1週間で一人前の水妹になるという約束をする。

そしてその指導をするのはトップ・オブ・トップのいろは。それに伴い狙われている状態で自宅に住まわせておくのは危ないと、みことちゃんの家にいろはが住み込むことに。

その際、百歳から「本当は僕が君の傍にいたい。君をずっと守っていたい。それができないこの身がうらめしい。」「もう隠さない。僕は正直に生きるんだ。何にも縛られない。君とこれから生きるんだ」と言われてしまったので、一緒に生きたいという気持ち以外なくなった。いろは、こんな水妹でごめん。

 

住込みを納得してもらうためみことちゃんの両親には婚約者設定で挑むいろは。某マトリ話みたいな偽造結婚編もとい偽造婚約編がはじまったのかとテンションの上昇を感じた。因みに、この偽造婚約編のキーは婚約指輪の代わりが手錠ということだと思ってます。

いろはが讃岐にお世話になっていたということより両親から疑うことなく婚約を快諾されたいろは。そして始まる水妹修行。華うつしにてトップ10位以内を目指し、最後に蛟・姫空木ペアと闘い勝てるレベルになるまで早朝というより深夜にいろはから水をぶっかけられて目覚め、学校へ行き永遠レベリングしながら修行する日々。

正直、攻撃>スピード>HPの順にしか上げなかったけど、それで最後まで進むことができたので他のパラメータの意味はなんだろうと考え直したり。

そして蛟・姫空木ペアに勝て、晴れて一人前の水妹になれたみことちゃんは百歳に逢いに行きます。百歳からお言葉をもらった時(これ実は花嫁修行だったのでは?!??)と思ってしまったくらいに互い(わたしと百歳)の好感度が高い。相思相愛じゃん?!脳内ハッピー夢女はいつもこんな感じです。

 

一人前の水妹になるという条件をクリアできたので百歳から2人がどこにいるかを教えてもらい、五光とみことちゃんで封神をすることに。無事に封神が成功しニノとひなたは戻って来れたため百歳に報告へ行くも、実はひなたが常世の泉姫候補だと判明。泉姫候補が2人いるという状況に、百歳は以下の言葉を述べます。

言ったはずだ。僕は何にも縛られないと。自分のツキは自分で決める。人の命はひとつ。あたえられたツキもひとつきり。しかし、ツキは時にふたつの道があるという。いずれを選ぶかは当人次第。ここに、ふたりの泉姫候補がいる。僕が選ぶのはただひとつのツキ。あぁ。君(みことちゃん)こそが、僕のツキだ。

僕の気持ちは、出会った時からすでに決まっている。君こそ我が泉姫…僕の妃となる人だ。この気持ちは変わらない。僕の妻となって宮廷に来て欲しい。

 

え?!??いま求婚された?!??

 

この状況に混乱しながらも求婚された嬉し涙と、でも正しいツキはいろはなので百歳とは幸せになれない悲しみで夢女はまた泣いた。

その後に百歳から抱き締められるんだけど、わたしの心はこのまま百歳と一緒に生きたいのに、百歳に抱きしめられてみことちゃんの身体は穢れを感じてしまい枯渇してしまった現実に悲しくなって泣いたし、でもいろはに触れられて一度も穢れを感じたことがないということに気付いてしまったことにも正しいツキはやはりいろはだと泣いた。心(わたし)と身体(みことちゃん)がバラバラでしんどい。何故。

 

帝の決定に拒否権はないので日取り的に早くて入内は10日後に決定。説明が長くなるので端折りますが、その間に五斗の企みにはまってしまったみことちゃんは最終的に五斗の元へ連れ去られ、処女喪失の危機を迎えるし、いろはが助けに来てくれるもドラッグ中毒により命すら危ない状態。中和剤(?)を飲んでもらおうとするも上手く飲み込んでくれず、そこでいろはが「お前(みことちゃん)の命を、この世に存在させる」という亥の子の祈りをしたために現世に行くことになります。

ここで一旦考えて欲しい。現世にいろみこが行くということは、百歳の元へ入内する話は?なくなったってことだよね?あんなに気持ちを寄せてくれてたのに…みことちゃんの喪失に百歳(常世)はどんな思いをしているのだろうと思うと胸が押しつぶされる。しんどい。

 

現世へ移動する前に謎の空間にてお馴染みの百歳(現世)の登場。「ミューズ、エンゼル、ディアー……。とても愛おしい、わたくしの全て。」「わたくしは、あなたの幸せを願っております。あなたが選ぶツキに……光が差しますように。」

“幸せを願っている”という、この発言。普段はアイドル一ノ瀬トキヤの彼女な夢女は、この手のセリフに覚えがありすぎる。

 

 

これはリラックマ15thコラボの一番くじ うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター meets リラックマ~happy for you!~の一ノ瀬トキヤちゃんのコメントが「あなたの幸せを心から願っています。これまでも、そしてこれからも。」と、悪く言えば他人行儀だと感じてしまったときのツイート。わたしはトキヤちゃんと一緒に幸せになりたいのに、なんで願ってるなんて今後の人生に干渉しないようなコメント言うの?と数日へこんでたのが約1年ちょい前のこと。結局このコメントはリラックマに対してのものだと判明し和解できました。勝手に怒って悲しんでごめんね、トキヤちゃん。

閑話休題。セリフからも感じられるように百歳(現世)はずっとみことちゃんのことを見守ってきたんですよね。この奇跡のツキを作るために。一体どれほどの時間、見守ってきたのだろうと思うとそれだけで泣けてくる。

 

そして現世に移動。ここからは物語の視点がいろはに切り替わります。百歳(現世)との再会を果たすも(誰だこの女は)状態のいろは。常世での百歳は男性であり帝だからしょうがないよねって思いながら進めていくと、現世の帝も実は百歳(女性)だった!確かにこれまで百歳(現世)は帝を知っているセリフがあったけど、まさかご本人だとは…。

ていうか、今まで五光と結ばれてもその先に帝がいて入内が控えてるのにどうなるんだって思ってたんだけど現世の帝が女性の百歳だからこそ、現世ではそれぞれの五光と結婚できるってことですか?!??現世の帝が女性の百歳だから、それぞれと幸せになれていたんだって知れてよかった…。

そして明かされるひなたの正体。現世で"運命の籠"のツキを終わらせた後、泉姫となったみことちゃんがうつつと結婚して産んだ娘だそう。

だからはじめてみことちゃんに会ったとき「あの人と同じ香り」って言ってたんだなとここで納得、母親だもんね。

 

そしてニノとひなたの使命は、いろみこの奇跡を起こすために常世にいる“五斗と結ばれる泉姫候補”を現世に連れてくるということ。つまり常世では五斗と結ばれるツキだったということが察せられる。結局のところツキは五斗とだし、あのまま常世にいたら死んでしまってたか中毒で廃人状態なのでどちらにせよ百歳とは幸せになれないことに気づいてしまった夢女は夜泣きした。

悲しすぎて涙が止まらなかったし既に泣きすぎて目が腫れてるしプレイするの挫折するかと思ったけど、奇跡を見届けるための華アワセ休暇だと自分を奮い立たせ、いざ再開。

 

ここでまた謎の空間でのやり取り。百歳がいる限り、九十九の願いは叶えられないとのこと。

このツキはわたくしのものでも、あなたのものでもない。いろはと泉姫。ふたりが生み出したツキですわ。

あなたはわかっていませんわ。どんなに愛しい人でも、相手と心が通っていなければ結ばれないのです。それはわたくしも同じ。どんなに好きで好きで…愛を伝えても、その想いはこの手から砂のように滑り落ちるのです。

わたくしの罪を、愛を彼女に…捧げなければならない。

ティファ……。とても愛しい、わたくしの全て。あなたといろはが出会えて良かった。あと少しですわ。どうか、ふたりに光が差しますように。さあ、いろは。時が来ました。わたくしはおりませんが、あなたならできるはず。頑張って。

ここで九十九によって百歳はThe Hanged Manの中に囚われてしまいます。そしてThe Hanged Man意味は苦しみ。愛する者を愛せない苦しみ。

ツキは王子五人で結ばれることはない。そして女性であるが故に恋愛的な意味ではみことちゃんを愛せない苦しみなのかと思ったらまた泣いてしまった。でも今書いてて、囚われたことで愛せない苦しみとも捉えることもできそうだなと思ったので解釈は分かれそう。

 

ここからまだ整理できてない、覚え書きの過去の出来事。

常世の天城に取り憑いた九十九は常世の漣を襲い泉姫候補を孕ませる→身重の身で常世の漣は現世に逃げる→常世と現世(元人間らしいが今はヤヤちゃん?)の漣が出会ってしまい、常世の漣は消滅→その時、現世の漣のお腹にはニノがいた→一(ニノマエ)は九十九の怨念に負けて魂を引き離された→ニノは器を探していたため、漣のお腹にニノがいたというより赤子という器の中にニノが入った?

天城は自分の息子(九十九)を乗っ取ったあと泉姫と会ってならないと知った→だから魂(ニノ)を分けて未完成のまま泉姫に会おうとした(未完成だと会うのはセーフ?)

天城と漣の子は泉姫だけ。ニノたち(?)は存在してはいけないツキだった→現世の帝・百歳はパラドックスを起こしている→天城と御城陛下、それぞれから産まれてしまった

百歳が(2人?)いる以上、五斗は存在してはいけない。我々(五光?)が出会ってはならない。百歳の背負った十字架を救う→ニノを消滅させる?

というわけ(?)で、The Hanged Manを正位置に戻すにはニノを消滅させる(ある意味ニノ自身に成仏してもらう)必要があるそうです(時系列の整理ができてなくて申し訳ない)

 

そしてニノが消滅するときに残した言葉がこちら。

「アイツ(みこと)を守れる…男になりたかった。どうして、女なんだ…よ。わかってる。俺は…百歳の最後の後悔さ。聖人になんて、なれねぇんだよ…っ」「九十九を許してやってくれ。あれも俺なんだ。どうしようもねぇ俺だ。だけど、それも百歳の一部なんだ」

ここで思い出して欲しいのはニノの真名は一(ニノマエ)。九十九と一を数字に直して足すと百になるんだと分かったときは全ては繋がっているんだって思った。

だからこそ、九十九と一と百歳が同じ考えを抱いていてもおかしくはないのかなって。そして何よりも百歳(現世)は女であるからこそ、みことちゃんを帝として迎え入れられないことを心の奥底で悔やんでいたということ。

現世の百歳の幸せはみことちゃんが幸せになることなんだろうけど、やっぱり心の奥底では自分がみことちゃんを幸せにしたいという思いがあり、なんで自分は女に産まれたんだろうって気持ちがあって。常世の百歳も出会ったときから運命を感じていて妻として迎えていれたかったのに失ってしまった。常世も現世も、男でも女でも、みことちゃんに恋する運命なのは同じだもんね、そうだよね。そう気づいたら涙が止まらなかった。

 

改めて思い返すと、いろは編は脇目もふらずただただ真相を巡っていく。他の四光への派生もなかったからあれ?ってかんじで。でも3部作で他の四人とはツキを歩んでるからプレイしはじめた当初は特に気に留めてなかった。でも百歳の想いを知ってしまった今、いろは編に百歳派生ルートがない現実がただただ悲しい。

ルートがあるなら多少なりとも惹かれ合うことはできるじゃないですか。END内容としてはこれまでの傾向からBAD ENDなので幸せになれないけれど、それに近い、みことちゃんと互いに想いを通わせるところまでは描かれるかなって。

けれど、どこにも存在していない。無償の愛情を注いでくれる百歳のことが蛟編から大好きだったから、百歳を幸せにできるツキがないことが辛くて苦しくて堪らない。

 

奇跡のツキを完成させた最後に百歳のことを迎えに来て常世でも現世でもない、いろはとみことちゃんが作った新しい世界へ行ったじゃないですか。そこではみんな幸せみたいな言い方で。ツキがひとつなのかそれぞれに存在しているのかいまひとつ分かっていないけれど、ニノはみことちゃんをパートナーにしているし、うつつは現世の泉姫となったみことちゃんと、その子供であるひなたと一緒に過ごしている時間が描かれていた。だから、もしや百歳(常世)もみことちゃんと幸せになるツキが用意されているのでは?って思ったら、現実は甘くなかった。最後まで百歳は見守る立場なんですね。それが百歳の幸せって本人が言うならばわたしはもう何も言えないけれど、奥底の想いなど知ってしまったら本音と建前なのかと思ってしまう。

 

今回いろは編が同人ゲーム枠になってたこと。キャラソンやOPがないこと。これは結構毎回のことだけど製作から発売までの期間が空いていること。唐紅のカラクリCDと唐う編の書籍が発売されないことからもう今後の展開は難しいのかなとも思っていて。(でも唐紅のカラクリCDと唐う編の書籍がでるまで地縛霊と化してます)

元々が3部作+いろは編なので、今後どんなに望んでも百歳と幸せになる話はないのかと思うと悲しくて泣いてしまう。

 

常世と現世の百歳がみことちゃんと一緒に幸せになる、そんなツキが見たかった。

 

運命は残酷だと今日もまた泣いて眠ります。

わたしが九十九になっちゃいそう、おやすみなさい。