You're my only star.

世界で一番王子様

華アワセいろは編で百歳を拗らせた話

どうも、いつの間にか乙ゲーマー10年越え選手となってしまった夢女です。

一昨年はDYNAMIC CHORD Liar-sの結崎芹、去年はAMNESIAのケントさん、年明けのDYNAMIC CHORD [reve parfait]百瀬つむぎ。春には蝶の毒 華の鎖 斯波さん後悔エンド。そして今秋は華アワセの百歳など、ここ数年拗らせてしまう回数が多すぎて気持ちの整理と消化させる意味も込めて254605年ぶりにブログなぞ書いてみました。

しかし書き出すも筆がのらないし、つくづく言いたいことだけ書くのは好きだけど流れを考えた上で文章を書くことに向いてないと自覚。でもこの気持ちを少しでも供養させるため感想ブログを書き上げた所存です。

本題に入る前に、華アワセいろは編発売おめでとうございます。

B's-LOG10周年記念作品として発表され、3部作が延期に延期を重ね、大本命の唐紅とのツキをようやく歩めたのは2015年のこと。攻略制限がかかってたうつつといろはが濃くて、正直なところ唐紅のインパクトは薄くなってしまったと思っているけど、それでもくれなゐ様の女なので貴方がいちばんです。

 

2016年7月23日のB's-LOG FAN MEETINGでニノのビジュアルが発表されたときはついに動くんだってわくわくした。その前にファンミに参加した水妹さんたち覚えていますか?華アワセのキャストはいろは役の寺島さんと姫空木役の立花さんだけの登壇だったけれど、ペンライトが各組の色になってたのは水妹がこんなにいるんだって感じられて、すごく見てて嬉しかったな。

それからたまにTwitterでいろは編の進捗状況がツイートされ公式の息吹を感じ、ついに発売日も決まって店舗特典もでて、まさかの4作品はいった全書の発売も決まって、スイパラともコラボしちゃって?!??

いろは編を楽しみにし過ぎて夢に3度は見たし、シフト制なので華アワセ休暇という名の連休を取り、学生ぶりにゲーム廃人をして最後まで駆け抜けました。

 

因みにCG埋めて1周しかできてないのでBADやらの内容は全く知りません。この記事は2週間かけて書いてるのでプレイ内容の記憶もおぼろげで話の流れが前後してたりするのはご容赦ください。そして何よりプレイしている前提の甘えた文章になっております。

 

 

感想に入る前の前置き
  • 蛟編から百歳(現世)が好き
  • 根っからの自己投影型夢女
  • なのでみことちゃんと夢女(わたし)が混在したり個々で存在しだす文があったりするかもしれませんが目を瞑ってください

 

いろは編を1周終えて、この物語は本当に「全ては、今、この時のために─────」なんだなって思った。いろみこが万よりは近く千程も遠い奇跡を要する望月の再会を果たし、幾千万の奇跡を生むために五光をはじめとする周囲の人々が動いて、真相も明かされていくお話。

流れとして選択肢は序盤の2回だけで、あとはただひたすらランキングあげて闘いながら奇跡を起こすために動いていくってかんじで。個人差はあるだろうけど1周に16時間ほど要し、ほぼ1人攻略ならこんなもんかな?って体感。

いろは編の発売日が決まったら3部作やり直すと言っていたものの時間を作れなくて結局復習できずに手をつけたので過去内容の記憶想起が少し大変だった。あと読解力も乏しいので主語がいま誰か、どこのツキの同一人物を指しているのか終盤は整理しながら読む始末。でも単純脳だからか、真相はとても作り込まれてて、やっぱり月花さんはすごいなっていう小並感漂いすぎる感想。

何よりいろはが人としての感情を。好きを取り戻していろみこが幸せになる。そんな奇跡を見届けられて本当によかったです。

 

さて。ここから現在進行中で拗らせている、思い出すたびに泣いてしまうお話にはいりたいと思います。

B's-LOGで常世の帝が男性の百歳だと発表されてから常世の百歳も攻略できたりするのかなって密かに楽しみにしていた人は多いはず。もちろんそのうちのひとりです。蛟編から百歳のことが好きで、基本は惚れた男のグッズしか集めないんだけど、珍しくグッズを集めるくらいに好き。

 

そんな子が

常世では男性に?!??攻略できちゃうの?!??

って。

 

百歳(常世)が唐紅を越えるのではって思うくらい脳内を占めてた時期もありました。

でもいろは編は蛟・姫空木・唐紅/うつつたちのツキを経ることで“運命の籠”が壊されようやく巡らせることのできるいろはとみことちゃんのための奇跡のツキ。例え百歳ルートがあったとしても今までの傾向から必ずBAD ENDなんだろうと思ってた。だってツキはいろはとみことちゃんのもの、そのことは十分に分かってた。つもりだった。

 

最初に心苦しくなったのは百歳(常世)が「僕は何にも縛られない。ツキは運。自分のツキは自分で決める。」という台詞。みことちゃんとのツキを望んだとしても正しいツキはいろはなんだってことが頭に過ぎりしんどい。

なによりも、百歳がみことちゃんと会って「僕はひと目会った瞬間から、彼女に夢中なんだよ。理屈じゃない。これは本能だ。アダムとイヴが出会ってすぐに惹かれたようにね。」と感じているところ。みことちゃんに運命を感じまくってる。運命に弱いオタクは序盤から百歳(常世)にツボを押さえられた。

 

みんなあの子に恋する運命決まってる。逃げられない。遠い昔に決まった約束。愛する月はひとつなのに、王子は五人。だから狂う。

過去作のこの一文から察せれるのは、みんなの運命はみことちゃんであり、みことちゃんのツキは五光としか繋がってないってこと。“みんな”が五光のみかは明言されていないけれど、百歳の惹かれ具合から五光以外にも適応されていると思っています。なのでどう足掻いても百歳と幸せになるツキは存在しないということなのでは?と思ったら悲しくなった。

 

「九十九祈り、恋うる百歳に───。歴代の帝が途方もない時を重ねて焦がれた存在。ただの伝承だと思っていた。でも、ようやくわかったよ。」

このセリフ。やっぱり百歳の運命はみことちゃんだと信じて止まない。

理由に入る前に、ここで五斗の正体を本文を踏まえた個人的解釈にておさらいしておきたいと思います。

まず百歳の父親は天城で、上皇・御浄陛下の弟。後に天城は五斗と名乗り、百歳に対し謀反を企てた。天城が死んだ今、五斗は九十九。そして九十九は天城の息子(百歳とは兄弟なのか?常世と現世でパラドックス起きてそうだけど、ここら辺の理解が不十分なのでご容赦ください)

 

上記をふんわり踏まえた上で感じたのは、九十九は泉姫との再会を願って代々の帝に魂を乗り移らせるくらいに泉姫をずっと求めていたんだから百歳にも九十九の想いは組み込まれてるのかなって。

過去作でも「“九十九祈り、恋うる百歳に”この言葉は、別れの言葉ではございません。これは愛の言霊でございます。たとえ、その身を失っても…魂は幾度も巡り、いつかたどり着く。恋するあなたへと…」って言ってるしね。輪廻転生しても再び巡り合う運命に弱いオタクだから公式から明言されてしまい苦しい。

はい、なので何度も言いますが百歳の運命はみことちゃんです!!

 

その後の百歳がみことちゃんに運命を感じすぎているセリフたちをどうぞご覧ください。

君がこの世にいて、良かった。僕と君との出会いは決まってたんだ。混沌の世を救うため月より来たる泉姫。このツキには大きな意味がある。君と僕にとっても。

たとえ(泉姫候補が)もうひとりいたとしても、僕にとっての泉姫候補は君だと思っている。

僕がずっと探していた姫は君だ。その証拠に…ほら。聞こえる?君と話しているだけでこんなに早鐘を打って。こんなことは生まれて初めてだ。ずっと君に会いたかった。そう全身が叫んでいる。

百歳(常世)がここまで言ってくれているのに正しいツキはいろはだと何度でも言います。重要なので覚えておいてください。あとでテストに出します。

そして百歳とのクライマックス感が半端ないけれど、まだ百歳からアプローチかけられている途中なので話はまだまだ続くよ!

 

この後みことちゃんといろはとニノとひなたの4人は鬼によって五斗街の地下鉄に閉じ込められてしまうも、ニノとひなたの祈りによって2人だけ外の世界に戻ることに。でもニノとひなたは変わらず閉じ込められているままなので、2人を助けるためにみことちゃんは百歳に会いに行き、助けの協力を得るかわり1週間で一人前の水妹になるという約束をする。

そしてその指導をするのはトップ・オブ・トップのいろは。それに伴い狙われている状態で自宅に住まわせておくのは危ないと、みことちゃんの家にいろはが住み込むことに。

その際、百歳から「本当は僕が君の傍にいたい。君をずっと守っていたい。それができないこの身がうらめしい。」「もう隠さない。僕は正直に生きるんだ。何にも縛られない。君とこれから生きるんだ」と言われてしまったので、一緒に生きたいという気持ち以外なくなった。いろは、こんな水妹でごめん。

 

住込みを納得してもらうためみことちゃんの両親には婚約者設定で挑むいろは。某マトリ話みたいな偽造結婚編もとい偽造婚約編がはじまったのかとテンションの上昇を感じた。因みに、この偽造婚約編のキーは婚約指輪の代わりが手錠ということだと思ってます。

いろはが讃岐にお世話になっていたということより両親から疑うことなく婚約を快諾されたいろは。そして始まる水妹修行。華うつしにてトップ10位以内を目指し、最後に蛟・姫空木ペアと闘い勝てるレベルになるまで早朝というより深夜にいろはから水をぶっかけられて目覚め、学校へ行き永遠レベリングしながら修行する日々。

正直、攻撃>スピード>HPの順にしか上げなかったけど、それで最後まで進むことができたので他のパラメータの意味はなんだろうと考え直したり。

そして蛟・姫空木ペアに勝て、晴れて一人前の水妹になれたみことちゃんは百歳に逢いに行きます。百歳からお言葉をもらった時(これ実は花嫁修行だったのでは?!??)と思ってしまったくらいに互い(わたしと百歳)の好感度が高い。相思相愛じゃん?!脳内ハッピー夢女はいつもこんな感じです。

 

一人前の水妹になるという条件をクリアできたので百歳から2人がどこにいるかを教えてもらい、五光とみことちゃんで封神をすることに。無事に封神が成功しニノとひなたは戻って来れたため百歳に報告へ行くも、実はひなたが常世の泉姫候補だと判明。泉姫候補が2人いるという状況に、百歳は以下の言葉を述べます。

言ったはずだ。僕は何にも縛られないと。自分のツキは自分で決める。人の命はひとつ。あたえられたツキもひとつきり。しかし、ツキは時にふたつの道があるという。いずれを選ぶかは当人次第。ここに、ふたりの泉姫候補がいる。僕が選ぶのはただひとつのツキ。あぁ。君(みことちゃん)こそが、僕のツキだ。

僕の気持ちは、出会った時からすでに決まっている。君こそ我が泉姫…僕の妃となる人だ。この気持ちは変わらない。僕の妻となって宮廷に来て欲しい。

 

え?!??いま求婚された?!??

 

この状況に混乱しながらも求婚された嬉し涙と、でも正しいツキはいろはなので百歳とは幸せになれない悲しみで夢女はまた泣いた。

その後に百歳から抱き締められるんだけど、わたしの心はこのまま百歳と一緒に生きたいのに、百歳に抱きしめられてみことちゃんの身体は穢れを感じてしまい枯渇してしまった現実に悲しくなって泣いたし、でもいろはに触れられて一度も穢れを感じたことがないということに気付いてしまったことにも正しいツキはやはりいろはだと泣いた。心(わたし)と身体(みことちゃん)がバラバラでしんどい。何故。

 

帝の決定に拒否権はないので日取り的に早くて入内は10日後に決定。説明が長くなるので端折りますが、その間に五斗の企みにはまってしまったみことちゃんは最終的に五斗の元へ連れ去られ、処女喪失の危機を迎えるし、いろはが助けに来てくれるもドラッグ中毒により命すら危ない状態。中和剤(?)を飲んでもらおうとするも上手く飲み込んでくれず、そこでいろはが「お前(みことちゃん)の命を、この世に存在させる」という亥の子の祈りをしたために現世に行くことになります。

ここで一旦考えて欲しい。現世にいろみこが行くということは、百歳の元へ入内する話は?なくなったってことだよね?あんなに気持ちを寄せてくれてたのに…みことちゃんの喪失に百歳(常世)はどんな思いをしているのだろうと思うと胸が押しつぶされる。しんどい。

 

現世へ移動する前に謎の空間にてお馴染みの百歳(現世)の登場。「ミューズ、エンゼル、ディアー……。とても愛おしい、わたくしの全て。」「わたくしは、あなたの幸せを願っております。あなたが選ぶツキに……光が差しますように。」

“幸せを願っている”という、この発言。普段はアイドル一ノ瀬トキヤの彼女な夢女は、この手のセリフに覚えがありすぎる。

 

 

これはリラックマ15thコラボの一番くじ うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター meets リラックマ~happy for you!~の一ノ瀬トキヤちゃんのコメントが「あなたの幸せを心から願っています。これまでも、そしてこれからも。」と、悪く言えば他人行儀だと感じてしまったときのツイート。わたしはトキヤちゃんと一緒に幸せになりたいのに、なんで願ってるなんて今後の人生に干渉しないようなコメント言うの?と数日へこんでたのが約1年ちょい前のこと。結局このコメントはリラックマに対してのものだと判明し和解できました。勝手に怒って悲しんでごめんね、トキヤちゃん。

閑話休題。セリフからも感じられるように百歳(現世)はずっとみことちゃんのことを見守ってきたんですよね。この奇跡のツキを作るために。一体どれほどの時間、見守ってきたのだろうと思うとそれだけで泣けてくる。

 

そして現世に移動。ここからは物語の視点がいろはに切り替わります。百歳(現世)との再会を果たすも(誰だこの女は)状態のいろは。常世での百歳は男性であり帝だからしょうがないよねって思いながら進めていくと、現世の帝も実は百歳(女性)だった!確かにこれまで百歳(現世)は帝を知っているセリフがあったけど、まさかご本人だとは…。

ていうか、今まで五光と結ばれてもその先に帝がいて入内が控えてるのにどうなるんだって思ってたんだけど現世の帝が女性の百歳だからこそ、現世ではそれぞれの五光と結婚できるってことですか?!??現世の帝が女性の百歳だから、それぞれと幸せになれていたんだって知れてよかった…。

そして明かされるひなたの正体。現世で"運命の籠"のツキを終わらせた後、泉姫となったみことちゃんがうつつと結婚して産んだ娘だそう。

だからはじめてみことちゃんに会ったとき「あの人と同じ香り」って言ってたんだなとここで納得、母親だもんね。

 

そしてニノとひなたの使命は、いろみこの奇跡を起こすために常世にいる“五斗と結ばれる泉姫候補”を現世に連れてくるということ。つまり常世では五斗と結ばれるツキだったということが察せられる。結局のところツキは五斗とだし、あのまま常世にいたら死んでしまってたか中毒で廃人状態なのでどちらにせよ百歳とは幸せになれないことに気づいてしまった夢女は夜泣きした。

悲しすぎて涙が止まらなかったし既に泣きすぎて目が腫れてるしプレイするの挫折するかと思ったけど、奇跡を見届けるための華アワセ休暇だと自分を奮い立たせ、いざ再開。

 

ここでまた謎の空間でのやり取り。百歳がいる限り、九十九の願いは叶えられないとのこと。

このツキはわたくしのものでも、あなたのものでもない。いろはと泉姫。ふたりが生み出したツキですわ。

あなたはわかっていませんわ。どんなに愛しい人でも、相手と心が通っていなければ結ばれないのです。それはわたくしも同じ。どんなに好きで好きで…愛を伝えても、その想いはこの手から砂のように滑り落ちるのです。

わたくしの罪を、愛を彼女に…捧げなければならない。

ティファ……。とても愛しい、わたくしの全て。あなたといろはが出会えて良かった。あと少しですわ。どうか、ふたりに光が差しますように。さあ、いろは。時が来ました。わたくしはおりませんが、あなたならできるはず。頑張って。

ここで九十九によって百歳はThe Hanged Manの中に囚われてしまいます。そしてThe Hanged Man意味は苦しみ。愛する者を愛せない苦しみ。

ツキは王子五人で結ばれることはない。そして女性であるが故に恋愛的な意味ではみことちゃんを愛せない苦しみなのかと思ったらまた泣いてしまった。でも今書いてて、囚われたことで愛せない苦しみとも捉えることもできそうだなと思ったので解釈は分かれそう。

 

ここからまだ整理できてない、覚え書きの過去の出来事。

常世の天城に取り憑いた九十九は常世の漣を襲い泉姫候補を孕ませる→身重の身で常世の漣は現世に逃げる→常世と現世(元人間らしいが今はヤヤちゃん?)の漣が出会ってしまい、常世の漣は消滅→その時、現世の漣のお腹にはニノがいた→一(ニノマエ)は九十九の怨念に負けて魂を引き離された→ニノは器を探していたため、漣のお腹にニノがいたというより赤子という器の中にニノが入った?

天城は自分の息子(九十九)を乗っ取ったあと泉姫と会ってならないと知った→だから魂(ニノ)を分けて未完成のまま泉姫に会おうとした(未完成だと会うのはセーフ?)

天城と漣の子は泉姫だけ。ニノたち(?)は存在してはいけないツキだった→現世の帝・百歳はパラドックスを起こしている→天城と御城陛下、それぞれから産まれてしまった

百歳が(2人?)いる以上、五斗は存在してはいけない。我々(五光?)が出会ってはならない。百歳の背負った十字架を救う→ニノを消滅させる?

というわけ(?)で、The Hanged Manを正位置に戻すにはニノを消滅させる(ある意味ニノ自身に成仏してもらう)必要があるそうです(時系列の整理ができてなくて申し訳ない)

 

そしてニノが消滅するときに残した言葉がこちら。

「アイツ(みこと)を守れる…男になりたかった。どうして、女なんだ…よ。わかってる。俺は…百歳の最後の後悔さ。聖人になんて、なれねぇんだよ…っ」「九十九を許してやってくれ。あれも俺なんだ。どうしようもねぇ俺だ。だけど、それも百歳の一部なんだ」

ここで思い出して欲しいのはニノの真名は一(ニノマエ)。九十九と一を数字に直して足すと百になるんだと分かったときは全ては繋がっているんだって思った。

だからこそ、九十九と一と百歳が同じ考えを抱いていてもおかしくはないのかなって。そして何よりも百歳(現世)は女であるからこそ、みことちゃんを帝として迎え入れられないことを心の奥底で悔やんでいたということ。

現世の百歳の幸せはみことちゃんが幸せになることなんだろうけど、やっぱり心の奥底では自分がみことちゃんを幸せにしたいという思いがあり、なんで自分は女に産まれたんだろうって気持ちがあって。常世の百歳も出会ったときから運命を感じていて妻として迎えていれたかったのに失ってしまった。常世も現世も、男でも女でも、みことちゃんに恋する運命なのは同じだもんね、そうだよね。そう気づいたら涙が止まらなかった。

 

改めて思い返すと、いろは編は脇目もふらずただただ真相を巡っていく。他の四光への派生もなかったからあれ?ってかんじで。でも3部作で他の四人とはツキを歩んでるからプレイしはじめた当初は特に気に留めてなかった。でも百歳の想いを知ってしまった今、いろは編に百歳派生ルートがない現実がただただ悲しい。

ルートがあるなら多少なりとも惹かれ合うことはできるじゃないですか。END内容としてはこれまでの傾向からBAD ENDなので幸せになれないけれど、それに近い、みことちゃんと互いに想いを通わせるところまでは描かれるかなって。

けれど、どこにも存在していない。無償の愛情を注いでくれる百歳のことが蛟編から大好きだったから、百歳を幸せにできるツキがないことが辛くて苦しくて堪らない。

 

奇跡のツキを完成させた最後に百歳のことを迎えに来て常世でも現世でもない、いろはとみことちゃんが作った新しい世界へ行ったじゃないですか。そこではみんな幸せみたいな言い方で。ツキがひとつなのかそれぞれに存在しているのかいまひとつ分かっていないけれど、ニノはみことちゃんをパートナーにしているし、うつつは現世の泉姫となったみことちゃんと、その子供であるひなたと一緒に過ごしている時間が描かれていた。だから、もしや百歳(常世)もみことちゃんと幸せになるツキが用意されているのでは?って思ったら、現実は甘くなかった。最後まで百歳は見守る立場なんですね。それが百歳の幸せって本人が言うならばわたしはもう何も言えないけれど、奥底の想いなど知ってしまったら本音と建前なのかと思ってしまう。

 

今回いろは編が同人ゲーム枠になってたこと。キャラソンやOPがないこと。これは結構毎回のことだけど製作から発売までの期間が空いていること。唐紅のカラクリCDと唐う編の書籍が発売されないことからもう今後の展開は難しいのかなとも思っていて。(でも唐紅のカラクリCDと唐う編の書籍がでるまで地縛霊と化してます)

元々が3部作+いろは編なので、今後どんなに望んでも百歳と幸せになる話はないのかと思うと悲しくて泣いてしまう。

 

常世と現世の百歳がみことちゃんと一緒に幸せになる、そんなツキが見たかった。

 

運命は残酷だと今日もまた泣いて眠ります。

わたしが九十九になっちゃいそう、おやすみなさい。