You're my only star.

世界で一番王子様

赤い柘榴の木の下で

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2021年プレイした乙ゲーでTop3に食い込むであろう2009年産PCゲー、GARNET CRADLEフルコンしました〜!いやあ、なんだかんだ文句いいながらも楽しかった!!!久しぶりに終わるのが名残惜しくて進めるのがもったいない感情を抱きながらプレイした。


高尾滋先生作『マダム・プティ』で褐色王子のニーラムを摂取しだしてからガネクレやりたい欲は定期的に上がってたんですが、ツイート見返す限り購入から約1年8ヶ月温めてましたね。因みにこの時買ったゲームは3/7本しか崩せていない。もう少しペース上げて頑張るか、新規で増やさないよう自制しましょう。


ガネクレのシナリオライターは片桐由摩さんと、スタマイくんでもお世話になってる方でした。そしてそして音楽がElements Garden藤間仁さん!!!人生ジャンルであるうたプリではめちゃくちゃお世話になってます……頭が上がらない。
絵柄の美少女ゲーム感が強いなって思って調べたら男性向け発禁ゲーをよく手掛けてる会社が作ってたので納得。このあと絶対おセの流れじゃん!と発禁ゲーやってる錯覚を起こしたりしてた。

西蓮寺理人とサーリアの頂上決戦だろうなと思いはじめたけれど、共通ルートからサーリアとの運命力が高いことがビシバシ伝わってきて胸打たれてた。あと正史はサーリアだってことは、生い立ちや一人だけ現実(といいつつ結局夢の世界だったんだけど)にいない特別枠、そしてクロニクル(チャート)では5人中ど真ん中であること見たら丸わかりじゃん…と頭抱えましたね。
シナリオは共通が長くて個別にはいればサクサク進む印象。と言うか、流れはどのルートもだいたい同じなので金太郎飴シナリオ。
現実と夢の世界を行き来しながら物語が進むのでトリアリっぽいなと思った。あとミフターフの姫巫女“アズラ・サヤラーン”になる条件のひとつに乙女の潔白ってあったので華アワセでいうところの泉姫候補じゃん!!!と想いを馳せました。

ガネクレは『運命の王子様を選ぶ物語』だと思っているので、運命の相手が異なるそれぞれ同じ筋書きの本を読むってかんじにしたかったのかな?(上手く言えない)
『これは、恋を知らなかった少女が誰よりも激しい恋に目覚めるまでの美しいおとぎ話…。』と謳っているのでどんな過程が待ってるんだろうとワクワクしてた。でも実際は黒幕が主人公ちゃんに魔法をかけたプラス個別ルートへの選択肢を経てから急に攻略対象たちを意識し出すので、互いに惹かれ合う描写を楽しみにしてたぶん残念でした。あと一応自己投影型夢女なので、主人公ちゃんの攻略対象の好感度が急に上がると置いてけぼりになるって個人的理由もある。
それと「平等性を図るために王子との逢瀬の時間を取ってもらいます」って話がでたけど、個別に入るまで一切なかったのも残念だったな…共通で描写ないなら個別はいってからか直前にその話だしてよって思いました。

まあこんな残念ポイントあっても、ひとつでも突き刺さるシナリオや男がいれば良かった!!って言うほどガバガバ評価なので、今は古き良き乙女ゲームをやれたという気持ちでいっぱい。とても良かったし満足してるよ!

以下、プレイ順にキャラ別感想です。

櫻沢輝一郎/キイチ

乙ゲーにおいて平川大輔には大変お世話になっていますが、私の抱く彼の声帯からはかけ離れたキャラだったので新鮮だった。(歪んでたり病んでたりメガネの印象が強いので)
美術の先生と名字が同じだなあとは思ってたらお母様だったんですね。それがまあ複雑というか人間と花の妖精(夢魔)のハーフで予想以上にファンタジーな設定だった。
人生のバイブルである神風怪盗ジャンヌの「まろんは軽いな、羽が生えてるみたいだ」スチルがでてきたときはテンション上がりましたね。
内容としては主人公ちゃんと両思いなのに母親が急にいなくなったこと(現実世界で形を保てなくなって消失)がトラウマになり、大切な人はいつかいなくなると突き放したり、やたらと青いチューリップを咲かせることに執着してたのは共感しにくかったな…。

白土楓/ナスル

説明書のキャラ紹介改めて見返したんだけど2個上で大学生だったの?!勝手に椿ちゃんと双子だと思ってたけど違うんだね…作中では一才説明なかったので驚いた。
てらしーの声帯を持つ男を攻略するのは久しぶりな気が。幼馴染設定なので、主人公のこと好きだけど表には出せない。主人公ちゃん鈍感なので楓ちゃんに好意を持ってる女の子との恋を応援されて、それでイライラしだす楓ちゃんみてるのは楽しかったですねえ。そう言うの大好き!
途中ヤケになって主人公ちゃんに強引にキスしたりとか感情ぶつけてきたのも楽しかった〜!!でも最後は丸く収まってしまったので、もう少し長年の燻った想いをみたかったなあと思いました。(ここで過ぎる有川譲)

勅使川原透矢/トーヤ

名字読めないし長いしで調子に乗れるなら「てっし〜」ってあだ名付けられてそうと思った。
俗に言うツンデレ…?でもツンが多すぎだし男尊女卑発言は私の好感度がだだ下がりで最後まで好転することはありませんでしたね…。めちゃくちゃ嫌いってわけではないけど好きにもなれない。
勅使川原は過去の出会いとかで主人公ちゃんに一目惚れしてるんでしょうけど、好きな人の前じゃ素直になれない天邪鬼タイプなので結構後半までツンケンして互いに喧嘩してるし、そうかと思ってたらある時からデレてくるというか、主人公ちゃんに惹かれてる描写が弱くかんじて急に好感度あがったけど私なんかしたかな?!??ってついていけないところがありました。

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でもこのシーンでリヒトの鱗片が見えてからめちゃくちゃ楽しくなった!愛が重そうなリヒトへの期待度が確実に上がったルートでした。(勅使川原の感想じゃなくなったな?)

西蓮寺理人/リヒト

「ゴミ箱と俺、どっちが大事なの?」って聞いてくる愛の重い男。
長いこと『西園寺』だと思ってました。そしてこれまたキャラ紹介からの情報だけどフェンシング部の部長だったの…どおりで現実に来れたサーリアと闘ったときフェンシング使ってたわけだよ…。
生粋の夢女ワイは王子様系統に弱いので第一印象は完全に理人先輩でした。共通における告白などで特攻されてたけど、それは表の顔。

『俺』は『君』に愛されるためにここにいるのに

俺は『貴女』のためにだけ生きてる

など、重々ワードをちょいちょい挟んできたり図書館で迫られるあたりから理人の毒がいい感じに体内でまわってんなあ〜と思ってたわけですが、急に効きがよくなってびっくりしたのが次です。


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お姫様にふさわしい王子様に?!??!??これ完全に王子様になりたかったおひめさま(姫空木)では?!????

このシーンはしばらく頭抱えましたね。ツイッタランドでパブサしてたとき“華アワセの姫空木すきなら理人もすきでしょ”の意味がとても分かりました。はい、すきです。
なんでみんな姫空木属性あること教えてくれなかったの?!???って理不尽にキレてた。
あと「本当の俺を見つけ出して」って幼少期から青年の理人が交互にでてきたときはヒメくんとウツギくんに分かれたとかそういう感じかな?と思ってしまった。

極め付けが理人先輩がくれた林檎に睡眠薬が盛られてたことですね…………楽しすぎて手叩いて悦んじゃったよ!!!!!結崎芹を思い出したし、これだから乙ゲーはやめらんねえ!!と長年乙ゲーをやってる理由(わけ)を再認識しました。

あとしばらく動けなくなったのはショタリヒトの「あの子の王子様は僕だけじゃなかったんだ…!」ってセリフですね…

完全に華アワセじゃんって死んじゃった。逆にやっぱ華アワセすきなら突き刺さるルートだと思いました。良い男と出会えた…。


サーリア

主人公、美紅ちゃんとの運命だと言うことは攻略制限解除するまでに十分すぎるほど感じてきました。満を持してのご登場、わたしの信頼であるcvシンノスケタチバナを声帯に宿すパッケージ男です。
KYOHSOの時明に「お前」って呼ばれた時は引っかかったのに、サーリアに呼ばれても引っかからない!声帯は同じだしどちらのキャラとも初対面なのに不思議な体験をした。

運命の果実とかそういうの好きなので理人ルートで林檎かつ、そう言った話が出てきたときもテンション上がったけど、サーリアにおけるその食べ物が柘榴だって知ったときのテンションと言ったら!推せる!!!!
シナリオの感想少女漫画でした(褒めてる)別件だとASカミュも少女漫画だと思ってます。

お互いがお互いの運命…美紅ちゃんの前では本音を語らず素っ気ないけど、実はめちゃくちゃ美紅ちゃんのこと気にかけてるサーリア…そして小さい頃に出逢っていて無意識の内にサーリアは美紅ちゃんのために夢魔の力を使い、現実とミフターフの世界を行き来させていた…なんかもう良すぎて感想も記憶も逆にない状態になってるな???

サーリアの他に美紅ちゃんは夢の世界で幼い頃に理人や勅使川原とも出逢っているけれど、やっぱ断トツでサーリアだなあと思いました。あとひとりOP(インスト)がルート中に流れたり、EDもひとりだけキャラソン?だったりと推されすぎでしょ……個人的に理人は幸せにしてあげたい枠だけど、運命でいうならサーリアなんだよなあ…
HAPPY END 最後のスチルの迎えにきた感がすごい差分演出もとても好きでした。とっても良かった。

あとコンプしたあとに読ませて頂いた、柘榴を使った二人の心境の考察が個人的に良かったので勝手ながら共有させて頂きます。


総評は愛の重い男や運命を浴びれるガネクレは良ゲー!華アワセ好きなら刺さる人多いのでは?と思ってます。いづれFDもやりたいな。
あと乙ゲー界でシンノスケタチバナは愛が重い男の声帯を務めることが多いと思ってるので、わたしを楽しませてくれるシナリオが用意されてる率が高い意味での“信頼”だった。でもサーリアは今までにない系統だったしシナリオも良かったので、これからも“信頼”としてよろしくねって気持ちになりました。
今年4本目の信頼ゲーでしたが、まだ5本は残ってるので摂取するタイミング見計らって崩していきたいと思います。

今日も元気に在宅ヲタク

2021年も半分が終わろうとしていますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?わたしは未だに今年を2020年だと思ってる瞬間があるので、無意識に去年はなかったことになってるのかもしれません(コロナ禍で楽しみがたくさんなくなってしまった現実を受け入れられず記憶改ざん的な)
また個人的な話として、去年の12月末に退職・引越しし、有給消化を含め3ヶ月の黄金の余暇を過ごした訳ですが、特段アニメや乙ゲー消化に勤しむこともなく睡眠に徹した日々を過ごしました。現場へ行くことを控えるようになり通ってた頃より睡眠時間が増えたので、肌荒れは心なしか少なくなった気が。睡眠の偉大さを感じたと同時に、やはり時間に追われていたほうが物事に取り組む性格なんだと再認しました。

さてさて、本題!上半期で消化した乙ゲーは5本!!月1本消化が目標だったけど、4月は間に合わず0本だったので下半期は計画的に取り掛かっていきたい。
以下、感想です。

Starry☆Sky〜After Winter〜

そろそろcv中村悠一を摂取したい!とプレイしはじめたのに、誉さんへのときめきが半端なかった。さすが旦那…(頭抱え)しかしスタスカの本命は水嶋郁というcv遊佐にも弱い夢女なので、これ郁ちゃん交えて3人が喋り出したら世界線(誰に夢みるのか)どうなっちゃうの─────?!??って思いながらプレイしてた。
ドラマCDはシチュ以外聴いてなかったので四季くんのキャラを後冬で掴んだ感じになったけど、月子ちゃんと出会ったことで星読みの力が一時的になくなったり、EDで唯一モノローグはいってたことで、運命力なのか特別枠なのか混乱した。個人的な月子ちゃんの運命はぬいぬいだと思ってたんだけど、ううん…四季くんも捨てがたい気がする。

Photograph Journey 〜恋する旅行・愛知・京都編〜

2021年初の信頼(立花慎之介)ゲー!京都に行きたい欲も強かったので手をつけました。シチュCDは購入してなくてはじめましてだったのもあるのかあまり感情移入できなかったな…。しかし声帯は3人ともわたし得な人しかいないので、その点では楽しめた!
京都編に関しては、攻略キャラの許嫁が最終的にいい人すぎて幸せになって欲しい…。恋するのに年月は関係ないって思ってるけどライバルキャラのこと考えると3年ぶり2回目の女の子(主人公)に負けたのか…と凹んだよね。一目惚れ強し。
愛知編は25歳の先生が相手だったから、高校2年生の主人公より先生のほうが立場も年齢と近いわたしは現実で考えてしまって下心…と悶々しつつ進めてた(主人公と魂を重ねられてないのもある)しかし先生から好意を感じられる行動が多かったのに、いざ主人公が告白したらお決まりの“先生と生徒”というテンプレで2回も振られたからちょっと待てってなったんだけど、幸せになろうとしない男なんだなと思ったら大目にみれるようになりました。

幸の天秤

東京ドーム(バンナムフェス)に持ち込み温めた発禁ゲー!
主人公のデフォ名が“幸(ユキ)”ということでタイトルの意味をなんとなく察した。開始早々情事な上にダミヘ使用されてて二重に驚きました。
しっかし楽しかった〜〜〜!!!!!主人公を拗らせて狂っていく男みるの大好き!!!!!愛が重い男とも言う。
復讐相手の元カレに「別れるならっ、死んでやるっ!」って泣き抱きつかれたときの選択肢のひとつが「勝手に死ねばいい」なのは最高にcooooolで楽しくなっちゃった。
あと元々本心の読めない、復讐に協力してくれる輝さんへの告白シーンが不穏すぎて警戒心MAXだったけど杞憂に終わりました。ベストエンドで男性目線みれるの良かったな〜!
1周3時間くらいで早い人だと1日でおわるとボリュームだけど内容もおもしろいし大満足でした。

Dance with Devils

去年8月にアニメ・劇場版・舞台(2.5次元)を一気に浴びてリンド兄さんとレム様のシンメさに身を震わせてた作品。
ゲームは忙しいひと向けってフォロワーさんから聞いてたけど、わたしはなかなかボリュームあった印象でした。コンプしての感想はゲームより映像(アニメや舞台)のほうが楽しかったな〜!って。ミュージカル(歌パート)を浴びてシンメさや運命をひしひし感じたかったのかもしれない。
一番楽しかったのはやはりリンド兄さんルート!しかしヒトエンドではリツカちゃんと両思いになれたのに、アクマエンドでは兄としか見れないとか……………そんな…………………………。とても悲しくなりました。
BADでは、兄さんにとって世界のすべてなリツカちゃんを失ってしまい狂った姿をみれて良かった。このEDはリンド兄さんにとってのBADがすぎるなと感じたことから、普段のBADは主人公(またはわたし)にとってのBADって認識してるんだなあって気づきを得られました。
最後にウリエルートの學園祭なのにキングにレム様が選ばれたりしたから、これリンド兄さんルートでも同じことされたら泣くぞ!!!!と思ってたけど、そんなこたぁなかったので安心しました。これが星空のコミックガーデンだったら絶対されてたと思う。詳しくは2020年末の乙ゲーまとめ記事に書いてあるので、気になる方はそちらをご参照ください。

Are you Alice?

2011年4月7日発売から10年満期となったので、いい加減にしろと10年後の発売日に崩した。恋愛しないゲーム何年ぶりにしたかな?一応オトメイトゲーなので乙ゲー感想と一緒に連ねてます。甘く見てください。
スチルの多さと動きが多かったのが印象的。こんな話だったなあって思い出しながら進めてたけど、記憶が薄れるところがあるのでこんな最後だったっけ?と漫画を見返しドラマCDを聴き直そうと思った。
あと2周目でアンバスの話もはいってたりする?発売日にcomplete boxで買ったけど未だ聴いてないので、ちゃんと聴こうね…。買って手元にあるから満足しちゃうヲタクやめたい。
とりあえずゲームオリジナルキャラのロゼ(cvシンノスケタチバナ)については最後まで謎でした。
これ限定版を予約して買ったけどボリュームと内容を考えるとなかなかに高い買い物だったな…と思ったり。でも発売から10年経ってるので年間800円かそこらだと考えればまあ…?(どんな計算)






ここから乙ゲー以外の作品の感想!

Diner

帰国(マジLOVEキングダム通い)に勤しんでいた当時、フォロワーから「乙女ゲーム映画」と聞いていた作品!殺人鬼である登場人物に特攻されるわルート分岐点・選択肢が見えちゃうわで、どう考えても乙女ゲームでした。
窪田正孝演じるスキンルートに進みたかったんだけど選択肢を間違えてしまったせいでBAD ENDに…リアルにあそこは「選択肢間違えた!!!!」って叫んだので、わたし乙女ゲームしてた。最終的にパッケージ男な藤原竜也演じるボンペロが優勝だと思いました。

太陽がみている(かもしれないから)/ いくえみ稜

男と女2人の友情?それとも恋愛?な三角関係話。両想いなのに上手くいかない現実(展開)に心苦しくなって一気見した。好きな男とは一緒に幸せになりたい系夢女なんだけど、楡(男)の『好きだから大切にしたい。恋仲になることで将来的に関係が壊れてしまうかもしれないから、友達のままでいたい。お互いにお互いが聖域となっている』関係について自分に置き換えてみながら読んで途中泣いたりと感情が忙しかった。いくえみ先生の描かれる世界観や言葉遣いなど大好きなんだけど、うまく言語化できないので読んで体感して欲しいくらいオススメ。

少女歌劇レヴュースタァライト

蓋を開けたらウテナまどマギ合わせた作品ですげえ刺さった!
舞台少女それぞれの“執着”が描かれてるアニメで、OP・EDはもちろん劇中歌も良すぎる。OP・EDは1回みたら結構とばしちゃうヲタクなんだけど、スタァライトに関しては全部みてたくらい好き。
みんな魅力的で推しはこの子!ってのは確立しなかったけど、やはり真矢のプロ意識の高さには胸を打たれちゃいますよね…あと真矢←クロの執着はいいぞ。
好きなレヴューは誇り(誇りと驕り)、個人的激アツだった執着の5話、大場ななに戦慄した7話です!!!






以上の作品に触れた半年でした。
あとエーステ冬単で約半年ぶりに現場に行ってきたんですが、心が元気になりしばらく最強メンタルだったのでエンタメの偉大さを感じました。
今年は現状うたプリSSSとマモライとプリライに参加して現場〆る予定なので、それまでは日々乙ゲーマーとして過ごそうと思います。
スペアリ出るしね!!!!ちゃんと予約までしたのに令和にブラッドと恋愛ができてしまうことを未だに信じられてない発売約3ヶ月前。

シンエヴァ観たよ

待ちに待ったシンエヴァが2021年3月8日に公開されましたね!
わたしは「(カヲルくんのシーンでダメージ受けちゃうから)次作の公開が決まってからQ観な」という友達の遺言を7年間守り、去年の夏にQを観た人間なので1年も待ってないんだけど、緊急事態宣言の影響で延びに伸びちゃったのもあって公開日が決まった時にはようやくって気持ちになってた(因みに友達は死んでませんので安心してください)
公開6日目(日曜)にいったけど、めちゃくちゃ人いてびっくり。ポップコーンセット買うって決めてたけど値段みてなかったので、たっか!!って思ったし、ポップコーンの量が劇場で販売されてるSサイズのさらに下をいってて笑った。マジLOVEキングダムのコンボセットぶりに美味しく頂きました。余談でポップコーンは塩味一択。

以下、ネタバレ含むお気持ち9割の感想です。


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「さらば、すべてのエヴァンゲリオン。」とだけあって新劇場版は本当に終わっちゃったんだなあ…って寂しい気持ちと、ラスト(駅のホームでカヲルくんが綾波と一緒にいた所)の衝撃は今もまあまあ引きずってる。

エヴァ自体はよく分かんねえけどおもしろい!って感じにアニメのみの履修で、キャラはカヲルくんが好き。主観的にはカヲルくんのことライトに好きだと思ってたんだけど、家にフィギュアが何体もあったり目につけば展示行ったりグッズ買ってたりと無自覚でだいぶ好きみたい?
あと友達から誕プレでカヲルくんの本とパズルもらったことあったりと客観的にも好きだと思われてたことは2020年の気づきでした。でも「どこが好き?」って訊かれると「…顔と声かな……」としか答えられないから、やっぱりミーハーでライトで好きなんだと思うよ本当…。

本格的にヲタクになった作品がキングダムハーツで、ⅩⅢ機関のゼクシオンがはじめての推し(もちろんイェンツオも好き!)
あとアニメはリアタイで観てたけど単行本は去年読んで失恋した『赤髪の白雪』のイザナ殿下、ブラコン アニメですべて掻っ攫っていったクラブブッタNo.3僧侶 千秋、別枠で完全ノーマークだったのに攻略したら旦那レベルまで夢みさせられたのに主人公の記憶がもどったことで魂を重ねられなくなりFDで完全に夢みれなくなったAMNESIAのケントさん。以上のことを踏まえると石田彰の声帯に弱い傾向がある。


でもどのキャラも自分とどうこうなる妄想はできないので結局のところ推しになるんですけど、夢女だからやっぱ好きな人に明確な相手がいるのといないのとでは色々と変わってくるじゃん?!????あとその相手の性別!!!!!
(はじめから男が好きなら諦め?がついたり)


ましてやカヲルくんは長年シンジくんが好きだったわけで………不快に感じたら申し訳ないんですが、カヲルくんがシンジくんに矢印むいていることは特にカップリングせず公式設定なので「これ(事実)はこう(現実)です!!」みたいに受け止めてはいました。そして女の子で選ぶなら綾波レイが好きかなあ〜!ってかんじだった。

なので、はじめて観たときは勝手に綾波から裏切られた気持ちと、カヲルくん夢でもないのに浮気現場を目撃した女になってた。そしてカヲルくんにこれまでのシンジくんへの想いを問いただしたけど、強めの集団幻覚だったのかもしれないと思い出した。
去年も映画ギヴンみて村田雨月が秋彦のことめっちゃ好きという現実に打ちのめされ失恋しましたが、毎年こういった気持ちを味わうのなに???勝手に惚れて勝手に失恋するのやめたい(プリリズの神浜コウジ含む)
戻りまして、付き合ってるってなるとわたしが現実逃避しだすので一緒にいたという事実だけで考えるけど、一緒にいたとしてもなんで?ってなる。
極め付けは、綾波のこと好きだったのになあってシンエヴァ観た夜ごはんにはま寿司に行き、クリアファイルチャレンジしたら綾波だったので心が抉られた。でも友達がカヲルきゅん引いてくれて交換したから、人に助けられて生きてることを強く実感しました。ありがとうございます。

メインビジュアルが隣同士なのも変に勘ぐったりしだしたからどうにかしようと感想と考察を漁った結果、あのシーンは“ゲンドウとユイの投影”ってツイートを拝見して、だいぶ少ない元気が、まあ少ないまで回復しました。それでも次の日は声に覇気がなかったけど。打たれ強いヲタクなので、この説を推しながらなんとか生きたいと思います。


もうひとつショックだったことは、薄々感じてはいたことだったけど『シンジを幸せにしたい根本はカヲルくん自身が幸せになりたかった』ことかな。「(シンジを)幸せにしたかったんだ」って…………「君の幸せを誤解していたよ」って……………願望と現実の受け入れ………。
カヲルくんが動くことでシンジが救われてた面もあるけど、シンジはカヲルくんに幸せにしてほしいとは明確に望んでない。結局カヲルくんの一方的な独りよがりなエゴだし、自ら「誤解していたよ」と言わなくてもよかったことを言及したことによって切なさ増した。そして好きな人には幸せになってほしいヲタクだから、カヲルくんがシンジを幸せにして自分も幸せになる世界線は未だにないのかと思うと悲しくて悲しくて…名前の由来はそんな素敵な意味がと胸熱で泣いたけど、こっちはしんどくなって泣いた。

あとカヲルくんのことを言うなら空白の14年間の間に『渚司令』としてWILLEの基盤を作ってたっぽいことは興奮しましたね!!!!Q予告に映ってたのがそんなシーンだったとは、やっぱ空白の14年間見せてほしい。


長々とカヲルくんのこと書いてきましたが、総合的な感想としてはゲンドウのルーツを知ったうえでユイへの執着が母性なんだと思ったらゲンドウのバブみがすごいと思った。好きの種類はたくさんあると思いつつも、母性かあ…となってしまうのは女性としてみてほしいからなのか、なんなのか。掘り下げられてないので分からないけど。
フルーツバスケットにでてくる由希くんの透への想いが母性だったこともちょっとショックだったことを思い出しました。

そして、ゲンドウのユイへの想いの強さを改めて見せられたことで『Beautiful World』の歌詞はこれまでシンジくんのことなのかなと思ってたけど、今はもうゲンドウのことにしか聴こえない。『桜流し』もQのこと考えるとカヲルくんのことを謳ってるように聴こえてたんだけど、全部全部ゲンドウとユイのことにも聴こえるようになってしまった…(でも桜流しは確か劇場版の内容知らず東日本大震災のことを謳われてたと思うけど)
親和性がすごい。あと観る前に『One Last Kiss』フルで聴いたらイントロが『Beautiful World』に似てるなって思ってたのでエンドロールの流れにギャーってなった。宇多田ヒカルの天才さを浴びれて、宇多田ヒカルのファンとして大満足でした。




この1週間いろんな考察読んでたらまた観に行きたくなったので、入場特典変わる前に2回目を観に行こうかなあと考え中。入場特典アスカ以外に展開あるかな?!カヲルくんあるなら月曜仕事だろうと劇場へ赴くよ!


最後に一言。長い間、お疲れさまでした。なんだかんだあってもわたしはこれからも変わらずにカヲルくんが好きだと思います。

おはよう。おやすみ。ありがとう。さよなら。


終劇

年ノ瀬2020

年月が経つのは早いもので2020年も最終日。はじめましての方もそうでない方もこんにちは。年末の風物詩、年ノ瀬なぎです。
今年は長年の目標である“年間積みゲー10本消化”を乙女ゲーマー歴13年目にしてやっと達成できたり、映画含めたアニメ作品を50本以上観たりと今年もヲタクでした。

乙女ゲーム!コンシューマーは13本、フリーゲーム2本を入れると合計15本プレイしました。記録上の年間最高本数は7本、最低本数は去年の4本にしては頑張ったじゃん!コロナウイルスの影響で現場が減ったのもあるだろうけど、乙ゲーに対するモチベが続いたことと、お借りした作品も数本あってやらなきゃって想いが強かったのが大きいかも。

星空のコミックガーデン

ヒロイン栗原愛理の運命は轟木圭吾!運命力がすごかった。対する幼馴染の安達亮宮野真守の声帯を持つパッケージ男なのにどのルートでも不憫な扱いで定期的に泣いた。幸せになって…
テツヤカキハラのドイツ語が聴けちゃうし宮野真守の「チチナシ」発言が聴けたりと声優ファンとしても楽しめる。ただ2008年DSゲーでシステム面はあまり…なので、やり直そうとは思えない。

遊郭

攻略対象にキレることは稀にあるけど、怒り疲れたのか寝落ちまでしたのははじめての体験(いろはルート)
この作品が好きな人には申し訳ないけど男尊女卑を感じたり、シナリオのご都合主義さにため息ついたり…今回はどんなご都合主義で遊郭抜けれるんだ?ってある意味楽しんでたところはあったかも。絵柄と世界観は好みなのに残念だったけど、ボリュームも少なめでサクサク終わるのでなんだかんだコンプしました。

花宵ロマネスク

こちらは2008年産PS2ゲー!当時からOPがめちゃくちゃ好きで、今でも定期的に聴きたくなるほど中毒性がすごい。共通シナリオが殆どだから「恋愛したい!」って思いでプレイすると拍子抜けるするかも。でもドロッドロの昼ドラシナリオかつ宝城家の人たちのカウンセリング&ロゴス解放で救済ゲーなので、めちゃくちゃ楽しかった。主人公の名前を「おでん」にすると見れる『おでんEND』は某ハンサムゲーの『カロリーメイト END』に通ずるものを感じました。
葵理事系の色気×眼鏡なcv遊佐浩二には本当弱いと実感(スタスカの本命は郁ちゃん奴)ボイスログ120個残しておけるけど全然足りなかったから200個くらい必要だったと思う。

プリンス・オブ・ストライド

今年一夢女してた作品だと思う。諏訪怜治様のエンディングが運命的すぎて何度も見返した。
エンディングで告白するのは基本的に攻略対象なのに、諏訪怜治様だけヒロインからするとかもう運命じゃん?!???なにより怜治様がヒロインのこと「運命」って言ってるので諏訪怜治様とは運命です。夢女とっても楽しかったんだけど怜治様とのその後が描かれてる『MY FAST LOVE』という音源はシチュエーションCDではなくドラマCDなのでヒロインとの掛け合いを聞かされたり夢女に優しくない世界。
シナリオもしっかりしてて、ストライドというスポーツを主に恋愛も付属してくるってかんじ。ストライド演出もお金かけて作られてるなあって思った。
当時アニメは見てたけどTwitterとかも追えてればギャラスタの卒業もリアタイできたのに…と後悔もしました。

絶対階級学園

アプリは今大路峻で喪失してたけどコンシューマー部門で浪川処女を捧げました。第一印象から鷺ノ宮レイ様が好きですね。加地壱波ルートにおけるネリ様の薔薇エンドはめちゃくちゃ刺さって楽しかった!でもライターさんが複数人で書かれてるからかルートによってシナリオの差が大きい。
これまた当時プレイしてれば絶対クラファン参加したなってくらい鷺ノ宮レイ様に特攻されました。

ドウセイカレシシリーズ Butterfly Rouge

智沙のお姉様が出演されているドウカレシリーズ3作目!ドウカレシリーズは今付き合ってる彼氏とゴールインするか、浮気相手に乗り換えるかという私の地雷(浮気、不倫)を自ら踏み抜く作品だけど、シリーズ2作品してるんだから最後までやろうとプレイ。
そしたらシリーズ最高に地雷で、特に浮気相手である谷山紀章の声帯を持つ男にはキレ散らかした。浮気ダメ絶対!!!!!!

ハートの国のアリス〜Wonderful Twin World〜

QuinRoseが死んで数年、平成最後に気持ちのけじめとしてブラッドを攻略しブラッドショックを受けて放置してたらロゼがリボーンしてしまって?!???びっくりしたもんじゃなかった。一番心配してたキャス変はブラッドには訪れなかったので、わたしはスペードを買う予定。
これ感想じゃないな?ひとまず「はこにわ」コンテンツのボイスは集めきれてないので気が向いたら時に頑張りたい。

DYNAMIC CHORD feat.KYOHSO AD

ダイナーシリーズ3作品目!第一印象は信頼である立花慎之介だったのに、蓋を開けたら黒谷優に堕ち。それがコンプした1,2ヶ月後に黒谷優のシチュエーションCDや香水など集めだしたから自分でもなんでかよく分かってない。
無印メイン3人はハニブラだったけど、篠宗だけドウカレシリーズじゃなかったですか?8年付き合ってる彼女がいるのに攻略対象な時点で自分自身で地雷を踏み抜くこと分かってるし、篠宗の残酷な優しさとかにブチ切れながらやってたな…。
ひとまず優くんのシチュエーションCD欲しさに無印とV edition買ってしまったので、折を見てやり直したいと思います。

遥かなる時空の中で3 ultimate

ネオロマ処女をついに捧げました。コルダ無印は昔から手元にあるんだけど、システムが不慣れすぎて開始数分で積んである。でも遙か3でネオロマのシステムに慣れた気がしたので、来年こそコルダに手をつけたい。
夢女特攻なのはヒノエくん、知盛、銀。でも刺さって暫く抜けなかったのは有川譲!!!!!爆発した有川譲の発言がやば過ぎてアドレナリンどぱどぱでた。でも病みつきになってるのか、逆にもっと望美ちゃんに対する“欲”を見せてほしいとも思うように…シナリオも面白いし楽しい男に出会えるし夢女としても楽しめて大満足です。積みゲー少なくなったら運命の迷宮を購入予定。

アルカナ・ファミリア2

8年ぶりに作品に触れたら推しカプができた、それはパチェフェリ!!パーチェの優しさや強さに泣きながらプレイしてた。
本命のデビトのエンディングは完全な幸せではなく、ネーヴェに言われた「ふたりは一緒にいるとダメになる」(意訳)ってことを引きずって泣いた。大好きな幼馴染3人組の内、一番幸せだったのはルカちゃんだったなあ…。
ジョーリィも好きなんだけどデビトと一緒でどのエンドも完全な幸せとは言えないし、全体的にシリアスだったのでメンタル弱ってる時にやる作品ではない。けどシリーズ完結となる作品としては良かったと思います。

DYNAMIC CHORD feat.apple-polisher

シリーズ4作目!乙ゲー納めに選んだら意外とボリュームあって年末の予定を変更し約3日の短期集中で終わらせた。月華繚乱ROMANCEの大和先生に捧げたかった櫻井孝宏処女を夕星で捧げました。
結崎芹(芹仁菜)を拗らせてる過去があるので待ち受ける青井有紀が怖かったんだけど、拗らせることなく勝負はわたしの勝ちで終わりました。
当時のことは追ってないので知らないけどADから加わったからかシナリオの傾向が今までと変わった印象が。でも無意識に自分でハードル上げてたのかも。しかしあっぽり進めると百瀬つむぎの情報が手に入るので棚ぼた感がすごかった!歓喜
一番はじめにプレイした成海ルートは意識してなかったんだけど、他3人から「いい子」って言ってもらえてぶっ飛んでしまった。忍ルートが一番夢女だった気がする。

アイするキミの居場所(無印,Eye to Eye)

フォロワーさんがオススメされてて気になったので、はじめてフリーゲームに手を出してみたらすごい楽しかった〜〜!!!
攻略対象はひとりしかおらず、遠野槙くんとの恋愛を進めていく感じなんだけど、遠野槙くんとはYou&Iなので、本名プレイがオススメ!長年ヲタクしててもヤンデレの定義がしっくりこないので、ヤンデレゲーとは言いたくない。ので、遠野槙くんの愛を一身に受けられるゲームです。主人公を拗らせてる男、大好きだよ。
1日あればさくっと終わっちゃうボリュームだけど満足感が高い。FDのEyeは有料だけど500円〜と安価だと思うので、Eyeまでプレイしてほしい作品。



蝶毒(無印,幻想夜話)のみ別で記事書いたから割愛。来年はAASSL(vita)とコルダ、発売当初から積んでるAre you Alice?は必ずやりたいなあ。
それでは2021年も乙ゲーマーとして頑張っていきましょう〜!!

真島芳樹に頭を抱え

前回までのあらすじ
後悔エンドと向き合い斯波純一を幸せにしたい。その一心でPC版をプレイしFDまで駆け抜けたら、真島芳樹のことしか考えられなくなってた2020年夏。人生なにがあるか分からないから面白い!

詳しくは下記の記事参照※長文

長くなりすぎて感想を分けたら斯波純一の話をし終えてなかったことに気づいたので、斯波さんとの世界線の感想も残します。

野宮瑞人

cv平井達矢さんとはよく会ってる気がしてる。表でも裏でも。
百合子の腹違いの兄、と紹介されてたが蓋を開けると血の繋がりのない他人だった。でも戸籍上は兄妹なので公には結婚できない苦悩。瑞人お兄様との世界線は色々頭を抱えました(主に真島芳樹のことで)

空虚な明日

瑞人お兄様BAD。この世界線の斯波さんは百合子の心が手に入らないことに憤りを感じて無体なことをしてしまいます。冷たく当たられる、すれ違いの空虚な新婚生活。
でも斯波さんは百合子のことを愛しているから、この先もこの生活は続くんだろうな。あのとき瑞人お兄様を選んでいれば瑞人お兄様はもちろん、斯波さんをここまで追い詰めずに済んだのか。百合子が心ここに在らずな状態だから、いくらメンタル強しな斯波さんでも苛立ちを抑えられないようです。他キャラの派生における斯波に嫁ぐエンドで一番悲しいかもしれん……

真島芳樹

今回わたしが頭を抱えた原因であり、百合子に降りかかる不幸の元凶をもたらした男。
実は真島芳樹が、百合子の母とその兄の間に産まれた種違いの兄という…育ての親を百合子の父親に殺された復讐と、この呪われた血を根絶するために野宮家へ庭師として就職。
しかし百合子に一目で心を奪われてしまい、復讐の実行を少しずつ延期していきます。少しでも、百合子と長くいるために。そんなある日、復讐を実行する決定的出来事が。それは百合子の誕生日の夜会───愛する妹が、他の男に奪われてしまう日だと知ったから。
嫉妬なんだよね、他の男に嫁ぐ前に全てを壊してしまおうと思った真島の。うたプリSMS企画 リコリスの森で歌われている『誰かの手へと渡るくらいなら』思考じゃん……愛するが故に心中に至る思考が大好きなので蝶毒には性癖が散りばめられている…ウーッ楽しい!!
百合子から告白され、真島が衝動的に計画の中止を決めたことで両親健在のまま物語が進行するという、特別感溢れるルート……真島芳樹が蝶毒の“真”では…………因みに裏の顔は闇の阿片王で、主な拠点は上海です。


瑞人お兄様 最終章『夜色の髪』へ入る前のお話。
真島芳樹は攻略制限がかかってます。なので、どのルートのハッピーエンド前は真島芳樹への伏線を散りばめて終わるんですが、瑞人お兄様のルートが一番しんどかった…伏線の散りばめ方は金太郎飴な似たようなことを繰り返すのではなく、それぞれ違っているので飽きなく読めました(思い出す櫂宮学園)

百合子が真島の真実に近づいた頃、野宮家が火事に。気が動転してる百合子を介抱しているところに瑞人お兄様が慌てて飛んできて真島の正体を明かします。
瑞人に屋敷に火をつけたことを指摘され「やり残したことを成し遂げたんです」とあっけらかんに話す真島。真島は百合子と瑞人のことを血の繋がりのある兄妹だと思っているので、二人は近親相姦をしている“おぞましい関係”であり、汚らわしい真似、畜生にも劣る行為をしていると罵ります。
「信じられませんよ……兄妹同士で、汚らわしい!!」と言い放った真島の頬を叩き「何も知らないくせにっ!」と泣き出す百合子。止めたげて…百合子だって真島の出生を何も知らないくせに…そんなことしちゃうの………とわたしも泣いた。
そして実は血の繋がりがないことをカミングアウトし追い討ちをかける瑞人お兄様。まじで止めて欲しい。その告白きいた真島の「え……?」を聞いた?!????!??驚きようがさあ…もう…なんか……世の中の残酷さを浮き彫りにしたよね……

藤田「真島、お前いつ帰ってきたんだ?今日は遅くなると言っていなかったか」
真島「ええ……忘れ物があったので一度戻って来たのです。でも……もう、俺には必要のないものだったようですね」

真島の出生含めて呪われた家を葬ることは、百合子と瑞人に血の繋がりがない事実で、行う必要のなかったことになってしまった台詞…
結局のところ真島は瑞人に嫉妬していたんですよね。自分は百合子を庭師や実の兄という立場的に愛することができないのに、瑞人は同じ立場で愛することができているから。なのに、実は血の繋がりがなく戸籍以外は問題ないと知ってしまった。そりゃあ絶望しちゃうよ……蝶毒における真島と瑞人と百合子の実の関係性はえぐいとつくづく思います。

開花

瑞人お兄様BAD『秘密の共犯者』の後日弾。血湧き肉躍ったエンディング!めちゃくちゃ楽しかったあ…ヒロインが好きな男のためにとか何かしらの影響を受けて性格が変わり、ある意味“強い女”になるエンディングが大好きなので。OZMAFIA!!娼館エンドのフーカ様とか絶対階級学園の加地壱波 薔薇happyのネリ様とか!似たような展開の乙ゲーがあれば是非とも教えて下さい。
ほぼ内容語ったようなもんだけど、瑞人をこれ以上汚さないように百合子が身体を使って借財やらをどうにかしようとするお話。真島の膝に座って誘惑する百合子を見たときは楽しすぎる展開にどうにかなるかと思った、本当に。スチルがまた兄に甘える幼い妹の図だし会話の内容も幼い妹を甘やかす兄なのがアドレナリンがどぱどぱでてしまうポイントですよね。
瑞人の知らないところで斯波や秀雄、そして藤田たちや鏡子を手玉にとって、操り人形にしている百合子。真島から「すっかり、俺と同じところまで堕ちてしまいましたね」と言われたことに対し「全部、お兄様のためなのよ」「今度は私がお兄様を守る番なのよ。何をしてでも、お兄様を守りたいの」って…………実の兄である真島芳樹、大丈夫か????

百合子「お前が一体どういう目的でこの家を不幸に陥れているのか知らないわ。興味もない」

真島「いつか、無様に狂って野垂れ死ぬと約束してくれますか?」
百合子「もうとっくにおかしくなってるわ」
真島「俺はあなたとあのろくでなしの男が幸せになるのは、我慢ならないんだけど」
百合子「そんなのお前に関係ない」

百合子の真島への興味のなさと冷たさに何も言えなくなった。
そのあと一部始終を覗き見していた瑞人お兄様を交えて3P展開になるんですが、実の関係性と情事とが合わさってもう色々えぐい……この世界線の真島芳樹は百合子と瑞人は兄妹だと思い込んだまま失踪するし……色々やるせないと思うんですが強く生きてほしいです。

最終章『秘めた想い』&『世界を駆けて』&『波打ち際を歩きながら』

復讐が決行されなかった世界線。けれど、血の繋がりがあるから百合子の想いを受け入れられない。なによりこの血の呪いを断ち切るために潜伏しているのに、自身の両親と同じ道を選ぶことに躊躇を覚える真島。
一方で百合子は自分が世間知らずだからなんだと思い、真島に受け入れられたい一心で家出。身分を隠して偽名を名乗り、女給として住み込みで働きます。人生はじめてな仕事で失敗も多かった百合子ですが数ヶ月後にはすっかり板について店の看板娘のような存在に。
そんなある日、酔っ払いが来店し百合子の素性について絡んできます。両親が新聞に捜索願いを載せたことでウワサになっていました。酔っ払いからの絡みが強くなってきた時、助けてくれたのが扮装していた真島。もう潮時だと店を辞め真島に再び告白し、これまでの経緯や想いを話します。

ここで運命の分岐点!!!!!百合子には屋敷に戻ってくれと願うくせに自分は庭師を辞めるという真島芳樹。おい!!!!身を引こうとすな!!!!!!!ハッピーエンドに繋がる選択肢は「私も戻らない」です!!!!!!「連れて行って」の世界線の話はまた後ほど。
「私も戻らない」と伝え、百合子の健気さに真島はついに折れます。

真島「……理屈じゃないんです。……この体の内を流れる血潮が、あなたを恋しがっていた……そう説明するしかないくらい、本能的なものでした」

ふたりとも一目惚れ…運命じゃん……実は兄妹だけど………うう…………
はい。気持ちを確かめ合って両思いにはなりましたが、待ち受ける両親問題(特に父親)屋敷に戻って真島から百合子の関係を切り出すと同時に、百合子の父が真島の育ての親にしでかした出来事と真島が実は百合子の母親と兄の子供であることを匂わせ「この人と生きていきます。死ぬまで、永遠に」と言い残し屋敷を去ります。

─────それは、最高に幸福で、そしてとても重苦しい試練の始まりだったように思う。

駆け落ちしたことを後悔しつつも「俺自身が限界だったのだ」と結局は折れる真島。なによりも百合子を前にすると全てが吹き飛んじゃうんですよね。血の繋がりとか倫理的なことは真島の前では全然良い、一心に幸せになってくれ。

九州へ駆け落ちし一年の時が過ぎた頃、百合子は出張で来ていた秀雄と出会います。一目散に逃げるも「引ったくりだ!」と町の人を味方につけ、秀雄に捕まってしまう百合子。喫茶店で世間話をする流れとなり、今の野宮家や斯波の近況を聞きます。すると徐々に眠くなる百合子。秀雄自身も百合子がいなくなってから眠れない日々が続き、眠剤を服用していたそう。それを百合子の飲み物に混入させ、帝都に連れ戻す計画を実行します。
百合子が目覚めると帝都行きの列車の中。このままでは真島ともう二度と会えなくなるのではと心配していた所に突然列車が止まり真島の手で救出。百合子がベッドで寝ているような細工もして相変わらず抜かりない真島芳樹です。

あなたを失った人生など、もう考えられないんだ……あなたがいなくなったら、俺は生きる君を失ってしまう。
俺は、あの日に決めたんだ。あなたを守って、あなたと共に生きていくと。
悲しいことも、辛いことも、あなたの心に届く前に壊してやる。あなたを苦しませる全てのことから、あなたを遠ざける。
そう決めていたんです。姫様が、全てを投げ打って俺の胸に飛び込んできてくれた、あの日から。

百合子のことめちゃくちゃ好きじゃん…二人の行く道はどこも苦悩が付き纏うけれど、幸せに生きてほしい………なんかもうそれしか願えない。真島芳樹の幸せを探す旅に出たいくらい……

さてここから裏話である『波打ち際を歩きながら』のお話。真島が仕事中、百合子を見張ってた部下から攫われたと言う報告を受けます。冷静に指示を出すものの、何も考えることができず頭が混乱している真島。乱された頭が整理されると、百合子が攫われたことで安堵していたことに気づきます。もうこれで苦しまなくても済む。この血の呪いと己の罪に責め苛まれずに済む。解放された。これまでのことを考えながら、どうして百合子に兄妹であることを暴露しなかったのかと自分に問う真島。

(決まっている……俺自身が……むしろ、俺の方が……百合子を欲しがっていたからだ……!)

そう思いながらも、自由になったんだと一度帰宅する真島。そこで百合子の幻聴が聞こえるくらい、百合子のいないことが辛いことに気づいて泣き出します。解放されたいと思う一方で、それを凌駕するくらい百合子を求めている─────一年も一緒に過ごし、幸せを知り、体が百合子を覚えてしまった。もう離れることはできない。
形容し難い想いが胸に広がりますね。本当、元々ない語彙力が真島芳樹の前ではさらになくしてしまう。辛いけど一緒にいたい、難しい……

最終章『悪人』

運命の分岐点「連れて行って」を選んだ世界線。真島に上海へ連れて来られた百合子は真実を教えられ、真島の側で“妹”として日々を過ごすお話。
百合子は恋愛として好きだから連れて行ってと願ったのに、真島は家族としての愛しかくれない。これが正しい形だけれど、百合子にとっては残酷だなあと。けれど特定の女は作らず一夜限りの関係ばかりな真島をみて、唯一は自分だけだとある意味寄りどころを見つけいるよう。なにより真島の右腕として力をつけていった百合子さんの愛はすごい。幸せになってほしいね…

最終章『おかしなお姫様』

三郎に襲われ自己防衛で刺してしまい、結果的に殺人の罪を犯してしまった百合子。真島は共犯者として三郎を屋敷の庭に埋めます。百合子はいつかバレるのではと不安を抱く日々。情緒不安定になり、まともに物事が考えられなくなっていく百合子。真島の声に従っていれば、何とかなるのかもしれない。そうしている内に思考が低下した百合子は、売春宿に売られて“気違いの華族のお姫様”となっていました。

精神年齢が幼くなっている百合子と真島の会話!!!!!真島の問いかけが優しいことにゾクゾクする……演技うますぎでしょう…………癇癪起こす前のDV男(?)との会話みたいだけど。
真島は躊躇いがありながらも百合子との時間をいつも“買って”過ごしています。百合子を責め痛めながらも冗談だ、怒ってはいないと。俺は姫様が大好きですからね、と………百合子に「私も真島、好き……」と返されると泣きだしてしまう真島芳樹…………お前も情緒不安定じゃん………

真島は、自分は一人で、姫様も一人だと言う。だから、二人で一緒にいるのがいいんだと。二人でお金を稼いで、このお屋敷にずっといるのが、いちばんいいと。

百合子を汚して貶める前に心が先に壊れたことで、百合子はいつまでも綺麗なまま。そんな百合子に見つめられると自分という人間がどれだけ腐っているかを自覚させられ罪と向き合うことになるため辛いのに、なんだかんだ離れられない真島芳樹…かける言葉が見つからない……

真島「姫様、愛しています……」
その言葉を聞くために。その瞬間のために。百合子は、息をしている。今すぐにでも、舌を噛み切りたい衝動を、堪えている。

語彙力がなさすぎるんですが、精神年齢が落ち、失礼だけどあまり何も考えてないように思えていた百合子のことを改めて考えさせられる文章だなと。蝶毒ライター凄すぎて唸る。

最終章『上海愛玩人形』&『壺中天』

みんな大好き上海愛玩人形!!!!!!!

わたしも大好きなエンディング!!!!!
三郎が起こした自動車事故によって頭を打ち、失明して耳も聞こえなくなった世界線。その事実を知った真島は百合子を拐い上海へ連れて帰ります。

姫様……まさか、あなたをここへ連れ去ってしたうなんて、俺だって考えてみませんでしたよ……でも、あなたが目も見えず耳も聞こえなくなったと気づいたとき……俺は、絶望すると同時に、どうしようもなく嬉しかった……だって、あなたにはもう、俺が誰だかわからないんでしょう?それなら、俺があなたにどんなことをしたって、構わないはずだ。……姫様……俺はあなたに決してこんな風に触れられないと思っていた……けれど、あなたは目も耳もなくしてくれた……ねえ、俺のためなんでしょう?そうなんでしょう……?まるで俺に攫ってくれと言わんばかりじゃないですか……!俺に罪を犯せと言わんばかりに……!

だって!!欲しかったんですよ、あなたが!!初めて見たときから、ずっと!!

真島芳樹の本音を前に語彙力はなくなっているので感じてください。これが、真島芳樹という男です。

事故による怪我はまだ完治していないため、身の回りの世話は真島が直々に。五感のうち視覚と聴覚が欠けてしまった状態であるも、料理や服の感じでここは日本ではないということを察する百合子。意思疎通も上手くとれるようになってきた頃、百合子に名前を聞かれ上海での名前である「ルイ」と教えます。その後、真島が気を利かせ藤田が作ったホットチョコレートに似た飲み物を百合子に与えると「……帰りたい」と懐かしさに泣き出す百合子。その姿をみた真島は「俺はあなたを離しません……離してあげません……!」と泣いちゃうんですよね……ルイとしての真島が見せる弱さに心を打たれてしまう。ずっと一緒にいてあげて…百合子さん……



真島芳樹のエンディングはどれも考えさせられたり性癖突き刺してきたりと好きなものばかりなのでエンディングからが本番だなと思います。
そして数々のエンディングや後日弾をみてきて、真島芳樹の幸せを考えたとき『世界を駆けて』で百合子が攫われたことに対し安堵を覚えていた描写をみると、一番幸せなのは百合子が真島をルイとして認識している世界線だと思いました。上海まで百合子を連れ去ってきた時点で吹っ切れてたのが決め手なんですが。

物語の引き金は真島芳樹が嫉妬で野宮家をぶち壊すことからはじまるので、蝶毒を語る上で真島芳樹は外せない存在…てゆか真島芳樹がヤンデレ枠にいれられてたまとめ見かけたけど絶対違うと言い切ります。百合子を拗らせてるのかなと思っているけれどヤンデレの枠に納まる器じゃない。まあわたしがヤンデレの定義が未だに分かっていない面が大きいですが…


さて、毎年掲げて挫折していた“年間10本積みゲー消化”。良いのか悪いのか今年は現場がほぼないことで達成間近!
10本目は乙ゲーにおける信頼、cv立花慎之介のいるDYNAMIC CHORDに入社予定です。信頼と言いつつも攻略対象の乙ゲーをやるのは2年ぶりだけど(いろは編はノーカン)
KYOHSO終わったらこのままあっぽりまで駆け抜けたいけれど、青井有紀との闘いの末にョ…共々拗らせる未来しか見えてない怖い。
何はともあれ頑張ります。